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《 宇宙戦艦ヤマト2199 オリジナルサウンドトラック Part.2 》

 アルバムレビュー

 「宇宙戦艦ヤマト2199」のオリジナル・サウンドトラック第2弾。収録は主に第3章〜第5章の第7話〜第18話の音楽。作品のストーリーで言うと太陽圏に別れを告げ、デスラー魚雷とガス生命体と戦い、アナライザーとガミラス機械化兵オルタとの触れ合いがあり、宇宙の墓場に迷い込み同じく迷い込んでいたガミラス艦と協力して脱出し、その際に交渉に訪れたガミラスのパイロットのメルダと山本玲の衝突があり、その影響で地球とガミラスの開戦の事実が明らかになり、次にガミラスの次元潜航艦と戦い、幻覚に惑わされそうになり、ドメル艦隊と戦い、艦内で反乱が起き、ビーメラ星で新発見をし、バラン星で1万を超えるガミラスの大軍の中を戦いながら通り過ぎる…というもの。

 「サントラ Part.2」の構成の特徴は、前半が音楽、後半がコード・ブリッジ集という二段階構成になっていること。「ヤマト」はコード、ブリッジ、効果音までも音楽と密接して大きな魅力を持っているので10秒足らずのほんの短いコードでも収録してくれるのはファンとしては嬉しいところ。ただし、音楽をメインとして聞きたい場合には多少の物足りなさを感じるゆえこの辺りのバランスは難しいところ。1枚のアルバムとして聞くと後半のコード・ブリッジ集の割合が多過ぎるものの、恐らくこの後にも「Part.3」の発売があるであろうから、シリーズ全体で見るともしかするとちょうどいい量になるのかも知れない。

 今回の聞き所は、旧作音楽の再現では(3)「艦隊集結」(20)「美しい大海を渡る」の2曲。新作では(2)「時計仕掛けの虜囚」と(14)「魔女はささやく」の2曲。テーマの展開では(12)「ガミラス次元潜航艇」と(23)「大志(若者よ大志を抱け)」の2曲。

 旧作の(20)「美しい大海を渡る」は、旧作のイメージのままの優しく美しいメロディーが嬉しい。一方の(3)「艦隊集結」は、低音部に厚みが加えられ、より一層音に重厚感の増した響きとなっている。

 新作の(2)「時計仕掛けの虜囚」と(14)「魔女はささやく」は、その回のためだけに作られたような音楽で、メロディーを聞くとストーリーを思い出すような印象的な曲となっている。特に(14)「魔女はささやく」は、(歌)と(呟き)といったテーマの展開があり世界感の表現に濃いものがある。

 それぞれに聞き所がある中で、今回のサントラの中で私的に最も注目しているのが(4)「白色彗星(Disco)」。この曲は第11話の冒頭でドメル艦隊 vs ガトランティス戦のBGMとして流れたもの。この曲も旧作音楽の再現の一つとなるが、元々のオリジナルは『さらば宇宙戦艦ヤマト』の劇伴音楽であり、それをディスコ・サウンドにアレンジしたものが「不滅の宇宙戦艦ヤマト ニュー・ディスコ・アレンジ」に収録されており、それをさらに新録音したものが今回のこの曲ということになる。彬良氏と「白色彗星」には『さらば』の頃から関わりがあるため、今回、劇伴ではなくディスコ・アレンジを再現したという点に於いて何やら胸中を深読みしたくなるようなそんないわくつき(?)の一曲となっている。

 新作で注目している曲が(6)「ニュース映画のテーマ」。これは、同じく第11話で島大介がスクリーンで見ていたニュース映画のBGM。劇中で使用する映像のBGMでありながらきちんと作り込まれた楽曲となっている。ヤマトのためのBGMではないが、時代的表現を感じる曲として注目。

 (1)宇宙戦艦ヤマト (TV Size)

 (2)時計仕掛けの虜囚

 アナライザーとガミラスの機械化兵の交流を描いた第9話「時計仕掛けの虜囚」のテーマ。岬百合亜がラジオヤマトで古いSF物語を朗読するシーンのBGMとして流れた。収録タイムは、1分40秒。

 哀愁を帯びたメロディーが印象的。朗読の進行と共に展開するアナライザーとオルタ(機械化兵)の友情にも似た交流が切なく描かれており、センチメンタルなストーリーを効果的に演出した

 (3)艦隊集結

 旧作の再現BGM。ガミラスのドメル艦隊のテーマ。堂々とした威厳の漂う勇壮なメロディーが印象的。収録タイムは、1分28秒。

 この曲は、”ベン・ハー・ヤマト”とも呼ばれているそう。「ベン・ハー」とは、古いアメリカ映画で212分にも及ぶ大作であり第32回アカデミー賞にて各賞を受賞した名作。そのテーマと似ていることからそう呼ばれているとのこと。

 旧作と聞き比べてみると、出だしのタイコの音がやや上品になった感じを受ける。特徴としては、このタイコの音に低音の厚みが付いており、「ドン、ドン、ドン」と鳴るたびに曲全体に勇ましさが増している。まるで地響きを立てて大軍が行進しているかのよう。

 (4)白色彗星 (Disco)

 「第11話 いつか見た世界」の冒頭に於けるガミラス vs ガトランティス戦にて流れたBGM。収録タイムは、アルバム内最長の4分24秒。

 この曲の元々のオリジナルは、『さらば 音楽集』(2)曲目に収録のその名も「白色彗星」。このオリジナルをベースにしてディスコ・アレンジした曲が『不滅の宇宙戦艦ヤマト ニュー・ディスコ・アレンジ』の(2)曲目に収録されており、そのディスコ・アレンジを新録音したものが今回の楽曲…という順番。

 『不滅の〜』と演奏を比べてみると、全体の音の響きそのものに”抜け感”があり、それぞれの楽器の音がくっきりと鳴り響いている。そのため躍動感が増しており、勢いと力強さを感じる演奏となっている。

 1分20秒辺りから周囲の楽器の音が段階的に音が下がる中で繰り返されるギター・リフが格好良く、胸が熱くなるほど。アレンジの妙を味わえる一曲。

 (5)サスペンス (動揺)

 新曲。「2199」にはサスペンスを表現する曲が再現曲を含めていくつかあり、この曲は旧作の「サスペンスA」のメロディーに似たゆったりめの新曲。収録タイムは、1分6秒。

 TVシリーズでは、忍び寄る影を表現するようなサスペンスの曲が用いられてストーリーを盛り上げた。この曲は、寂しげなメロディーが繰り返し奏でられており胸中の動揺を表現している。

 (6)ニュース映画のテーマ

 (7)ニュース映画のテーマ (弦)

 (8)膠着する戦闘

 新作BGM。同じメロディーを繰り返す低い弦の音色が印象的な曲。収録タイムは1分18秒。

 タイトルに戦闘と付くと激しい音楽をイメージするが、この曲は這うような低音の弦がゆっくりとしたメロディーを繰り返し、場の行き詰まり感を表現している。

 (9)日常

 新曲。「宇宙戦艦ヤマト」のテーマのボサノバ風アレンジ。穏やかで明るい雰囲気の心地よいリズムが印象的。収録タイムは、1分49秒。

 こういったアレンジは、まさに彬良さんらしい一曲。平原まことさんと組んで作ったアルバム「Acoustic Yamato」の「真赤なスカーフ〜ボサノババージョン」を思い出すアレンジとなっている。幅広いアレンジの可能な「宇宙戦艦ヤマト」のテーマを大胆にアレンジしつつ、「ヤマト」らしさを失わない音の空気感がちゃんと響いている。艦内の日常を過ごすクルーのBGMにぴったり。

 (10)真赤なスカーフ (ハーモニカ)

 作中で度々登場するメロディーの「真赤なスカーフ」をハーモニカのみで演奏している曲。収録タイムは、1分3秒。

 「真赤なスカーフ」は元は旧作のエンディング・テーマであったが、「2199」では”一昔前の流行歌”というスタンスで度々作中に登場している。ハーモニカで演奏しているこの曲は、古代が格納庫のコスモゼロの中でハーモニカを吹いているシーンで使われたもの。「気が紛れるんだ」と言う古代の胸中を表現している。

 (11)真赤なスカーフ (ハーモニカ) (響きなし)

 (12)ガミラス次元潜航艦

 「永遠に讃えよ我が光 (ガミラス国歌)」のアレンジ曲。低く勇ましいリズムが主体となっており、ブラスがメロディーを奏でている。収録タイムは1分43秒。

 次元潜航艇と言えばフラーケン。フラーケンと言えば次元潜航艇。というくらい艦とキャラが一体となっているガミラスの次元潜航艇のテーマ。キャラと艦は『III』で初登場し、ヤマトを追い込んでガルマン・ガミラスの巨大要塞で艦ごと捕獲するという作戦で大活躍。華々しく十分なインパクトであったが、専用のテーマがなかったためかどことなく脇役感が漂っており、『2199』で再登場した際には、要所要所を抑える働きでガミラスでの重要なポジション振りをアピールし大出世した。潜航して敵の足元を揺るがすという特殊な存在を表現するがごとく、当テーマに於いても少々異彩な勇ましさをまとっている。

 (13)ガミラス次元潜航艦 (ティンパニ)

 ティンパニの音が前面でひたすら一定のリズムを刻んでいるアレンジ曲。収録タイムは、1分39秒。

 「永遠に讃えよ我が光」を奏でるブラスの音とリズムを取るティンパニの音で成り立っているシンプルな構成ゆえ、際立った緊張感の漂う楽曲となっている。ティンパニの陰で響くリズムも良い効果を生んでいる。曲の終わりに技あり。

 (14)魔女はささやく

 新作BGM。第14話「魔女はささやく」のテーマ。パラパラと奏でられるピアノの音と女性の声の呟きが特徴。収録タイムは1分11秒。

 第14話「魔女はささやく」は、ガミラスのミーゼラが同胞のミレーネルと共にヤマトに幻覚を仕掛けた内容の回。妖しいドールが現れては古代と雪に悲しい過去を見せるなどして翻弄した。そういう得体の知れない異様さを表現している曲。

 (15)魔女はささやく (歌)

 「魔女はささやく」の歌。収録タイムは、1分27秒。

 前曲の「魔女はささやく」とは異なるメロディーながら、妖しいムードの女性のささやき声は同じ。ポツポツと奏でられるピアノの音色と、歌うようにささやく女性の声が絡み合う雰囲気重視の曲。

 (16)魔女はささやく (呟き)

 「魔女はささやく(歌)」の女性の歌声を呟きに替えたバージョン。メロディーと演奏は同一。収録タイムも同じく1分27秒。

 「〜(歌)」の方も節のついた囁きに近いものであったが、こちらは「〜(呟き)」のため、さらにもっと妖しく謎めいた雰囲気となっている。ピアノの低音の一定のリズムと、調和しないパラリパラリとした演奏が不安定感を生み出している。

 (17)サスペンスA

 再現曲。その名の通りサスペンス調のBGMで、ゆっくりと少しずつ音階を変えながらメロディーを奏でている。「サスペンスA」というタイトルにピン!と来ない方でも「交響組曲」の「序曲」の一番最初の出だしのメロディーを思い出していただければ、すぐにお分かりいただけるかと。収録タイムは、1分5秒。

 ほぼ忠実な再現演奏ではあるものの、ストリングスの合間の音色や終盤の締くくりの響きに若干の相違があり。旧作のシンプルな音の構成と比べると少しばかり楽器の音が多いような感じ。

 (18)サスペンス

 新曲。「1」では「サスペンスA」と「サスペンスB」という曲名だったが、その名もズバリ「サスペンス」というタイトルの楽曲は「2199」にて初登場。収録タイムは、58秒。

 タイトル通りサスペンスな雰囲気の曲かというと、リズム主体のため幅広い用途で使えそうな曲。不安定に響くブラスの音が特徴。

 (19)ガミラス 暗躍する陰

 新曲。ガミラス国家「永遠に讃えよ我が光」のアレンジ。収録タイムは、1分9秒。

 デスラー総統の収めるガミラスは巨大な国家であるが故に上層部が一枚岩ではなく、権力を利用してよからぬ事を企む者もいた。そんなガミラス内部の不穏な空気を表現しているかのようなアレンジ。メロディーをブラスの低い音で奏で、ストリングスがリズムを奏でている。

 (20)美しい大海を渡る

 (21)美しい大海を渡る (悲しい)

 (22)美しい大海を渡る (弦)

 (23)大志 (若者よ大志を抱け)

 (24)コードA

 (25)コードB

 (26)コードC

 (27)コードD

 (28)コードE

 (29)コードF

 (30)コードG

 (31)ブリッジA

 (32)ブリッジB

 (33)ブリッジD

 (34)ブリッジD

 (35)ブリッジE

 (36)ショックBG (アタック)

 (37)ブラックタイガー (アタック)

 (38) 探索機発進 (アタック)

 (39)リズムのみ4ビート

 新曲。タイトル通りリズムのみのBGM。収録タイムは、1分35秒。

 ドラムのシンバルとエレキベースのみの演奏となっていて、音は至ってシンプル。この曲の流れたシーンを残念ながら思い出すことはできないものの、エレキベースの音色は旧作の音楽を彷彿とさせているので不思議と違和感なし。

 (40)オルガンの明るい8ビート

 新曲。特別これといったメロディーはなく、ひたすら8ビートがメインの陽気なBGM。収録タイムは、1分39秒。

 楽曲の雰囲気を例えるなら「探索艇」と似ている。ただあちらはブラスの音がメロディーらしき旋律を奏でているため、出だしを聞くとすぐに楽曲を思い出すことが出来るが、こちらはブラスのような音がなくリズムのみで成り立っているような楽曲のため、すぐにはピン!と来ないところが相違点。ただし、旧作の音楽の特徴を掴んだ再現曲となっているので新曲ながらも懐かしさを感じるところが心にくい。

 (41)緊張感 (ファンク)

 (42)真赤なスカーフ (Short Size)

 (43)記憶の光 (Short Size)

 (44)ヨーソロー〜星の海を越えて〜 (Short Size)

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