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《 宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟 オリジナル・サウンドトラック 》

 アルバムレビュー

 「宇宙戦艦ヤマト2199」の新作劇場版「星巡る方舟」のオリジナル・サウンドトラック。サントラは2種類発売され、先行して日本コロムビアより高音質でブルーレイプレイヤーのみで再生可能のBlu-ray audio盤が発売され、3ケ月遅れでランティスより通常のCD盤が発売された。収録曲は同じ。作曲は、TV版と同じく宮川彬良さん。

 作品の特長として音楽によるイメージ作りの比重が高めのため、当サントラを収録順に聞いていると自然とストーリーと映像が思い浮かんでくるほど。それほど作品と密着した音楽となっている。

 音楽の特長は、TV版のBGMをベースにそれを更に劇場版向けにスケールを広げたサウンドとなっており聞き応えあり。そして今作の強敵であるガトランティスのテーマと未知なる存在のテーマに「さらば宇宙戦艦ヤマト」から幾つかのテーマの流用があり、また後半のクライマックスには「永遠に」からのテーマの流用もあり、バラエティ感を醸しつつも音の響きにまとまりがあるため一つの作品のサントラとして仕上がっている。

 私的に一番の聞き所はバーガーのテーマ。「永遠に讃えよ我が光」をアレンジしたもので、ゆっくりと奏でるピアノの旋律がキャラクターの抱える悲哀さを帯びていて印象に残る曲となっている。

 他作品からのテーマの流用については、イメージと合っていると感じる部分もあれば何故ここにこのテーマが…と感じる部分もあり、諸手を挙げて全部に賛成というわけではないのだけれど、これで作品が完成しているため、今更あれこれと突くのは野暮なこととして細かいツッコミは止しておこうと思う。

 作品のオープニングに流れる主題歌ならぬ主題曲の「宇宙戦艦ヤマト2199のテーマ」は、バイオリニストの葉加瀬太郎さんの演奏によるもの。ハウスミュージックっぽいリズムサウンドを伴奏に、キレのよい葉加瀬さんのヴァイオリンが高らかに主題歌を奏でている。音楽のみを聞いていると「ヤマト」の音楽としては若干の違和感を覚えるものの、映像と合わせて鑑賞するとなかなかの迫力。

 エンディング・テーマの「Great Harmony 〜 for yamato2199」は、宮川彬良さん作曲、平原綾香さん歌唱による素晴らしい楽曲。彬良さんは、綾香さんのお父さんである平原まことさんと「Acoustic Yamato」のアルバムをリリースし、現在も共に音楽活動をしている縁もあり、まさに満を持しての強力タッグ。綾香さんの優しさの中に強さを兼ね備えたボーカルと、青空が広がるような広いスケール感のメロディーが爽やかな後味を生み出している美しい歌。ラストの「大志」のテーマが泣かせてくれる。

 (1)最後の希望

 「無限に広がる大宇宙」の「ア〜ア〜♪」のコーラスの後、ブラスによる「ヤマトのテーマ」の締くくりを1フレーズ演奏している曲。演奏タイムは、1分41秒。

 「無限に広がる大宇宙」のコーラスのみは、サンスト「Part.3」にも収録されているが、それとは別のテイク。音の響き具合、そして何よりもYuccaさんの歌声の表現力に違いがある。シンプルな楽曲ゆえの無限の表現力を感じることができる。

 (2)宇宙戦艦ヤマト2199のテーマ

 バイオリニストの葉加瀬太郎さんが主題歌を弾いている劇場版主題曲。収録タイムは、2分34秒。

 前奏はお馴染みの音となっているが、歌が始まる部分からリズムをハウスミュージック風の電子的なものに置き換えているので多少軽い感じのするアレンジとなっている。バイオリンの少し高めの音の歌い出しに若干の違和感はあるものの、滑らかかつ切れ味の良い音色にいつの間にか引きつけられる演奏となっていて、さすがの表現力。バックで控えめに鳴っているトランペットの音とバイオリンの音も馴染み感を添えていて良い感じ。

 尚この楽曲は、葉加瀬太郎さんが音楽総監督を務めるHATSレーベルのアーティストとコラボした「宇宙戦艦ヤマト2199 40th Anniversary ベストトラックイメージアルバム」にも収録。

 (3)蛮族襲来

 ガトランンティスのダガーム率いる艦隊を表現している曲。蛮族という表現がぴったりの風貌をしているダガームは、大きな体に大きい剣を持って艦橋に立ち、周囲に「ダン!ダン!ダダン!」とリズムを奏でる太鼓隊を従えている。収録タイムは、2分4秒。

 リズム主体の曲ながら、太鼓の音とは別にピアノでも一定のリズムのメロディーを奏でており、またストリングスがドラマチックなメロディーを奏でていることから、タイトルから得るイメージよりもメロディアスな曲。ラストにはお馴染みのメロディーにて締めくくられている。

 (4)航海日誌

 ヤマト艦内の平穏な日常の様子が目に浮かぶような爽やかなBGM。収録タイムは、1分52秒。

 「草原」「大志」と並ぶ穏やかな雰囲気の曲調となっていて、柔らかなバイオリンとトランペットの音色が優しく響く微笑ましい曲。単独で聞くとらしくなさも感じつつ、全体の中の一曲としては「ヤマト」らしさのあるサウンド。

 (5)想い

 「大志」のアレンジ曲。「2199 サントラ Part.1」に収録のオリジナルの演奏よりも若干ゆったりと、そして少し控えめな演奏が優しい雰囲気を演出。収録タイムは、1分38秒。

 くつろいだ穏やかな艦内シーンのBGMとして活躍。こういう明るくて爽やかな楽曲は、「ヤマト」音楽のもう一つの顔。

 (6)バーガーの悲哀

 「永遠に讃えよ我が光 (ガミラス国歌)」を、ピアノがしっとりと奏でている曲。収録タイムは、2分4秒。

 バーガーとは、ヤマトとドメルの決戦であった七色星団海戦を生き残った将校のことで、この曲は、ヤマトとの停戦命令を伝えに来たネレディア・リッケに向かって「俺はヤツを…ヤマトをこの手で沈めたい。ドメル閣下や仲間の仇をこの手で取りたいんだ!」と、思いを打ち明けたシーンのBGM。

 バーガーにはかつて恋人がおり、ヤマトとの戦いでも多くの仲間を失い、自分だけが生き残ったという負い目にも似た思いを抱えている。この曲は、そんなバーガーの胸の内の切なさを表現している。

 (7)寛ぎ

 旧作の「草原」の再現曲。収録タイムは、1分13秒。

 平時の艦内の穏やかな様子を描写した曲。明るくのんびりとした雰囲気で、草原を渡るそよ風が感じられるような爽やかな楽曲。

 (8)ガトランティス襲撃

 「白色彗星」のテーマのアレンジ曲。収録タイムは、2分1秒。

 メイン楽器はパーカッションで、軽快に響くリズムと、低音のメロディーの「白色彗星」のテーマが見事に融和して奏でられている。蛮族を表現するメロディーとも絡みあっており、作中に登場する敵のイメージが音で形づくられている。

 (9)ダガーム

 (10)ヤマトVSガトランティス

 (11)火焔直撃砲

 (12) 降下するヤマト

 (13)ヤマト激突ワープ

 (14)薄鈍色の宇宙

 (15)シャンブロウ

 (16)豹変

 (17) 降下する試作宙艇

 (18)密林に眠る大和

 (19)幻影ホテル

 (20)絵本

 (21) 航海日誌〜ホテルにて〜

 (22)悪夢

 (23)バーガーの過去

 (24)サーベラー

 (25)ジレルの囁き

 (26)追跡

 (27)友情

 (28)レーレライ

 (29)目覚めの時

 (30)共同作戦

 (31)ヤマト出撃

 (32)大帝の影

 (33)ガトランティス

 (34)大決戦 -ヤマト・ガミラス・ガトランティス-

 (35)方舟は星の海へと還る

 (36)わかれ〜わかれ-出航- (メドレー)

 (37)地球を想う

 (38)Great Harmony 〜for yamato2199

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