Home >> YAMATO SOUND ALMANAC インデックス > 宇宙戦艦ヤマト III 音楽集

《 YAMATO SOUND ALMANAC 1981-I 交響組曲 宇宙戦艦ヤマト III 》

 (1)THE SUN 太陽のシンフォニー

 『3』の音楽集は、当時もの凄くよく聴いた。カセットテープで持っていたので寝る時に布団の中でイヤホンをして毎晩繰り返し聴いた。あの頃の私は、枕元にラジカセを置くことが定着していた。

 「ザ・サン〜太陽のシンフォニー」は、「シンフォニー」とタイトルに付いているように『3』の世界観が壮大な音の広がりでもって奏でられている。私はこの曲で『ヤマト』の音楽の音の深みを知り、作品の世界観を音楽でイメージする感動を覚えた。音楽の向こうに見える『ヤマト』の映像。映像に音楽が付随するのではなく、音楽が『ヤマト』を語り自分の中で映像化される。そういう感動だった。

 『ヤマト』の持つ音楽の重要性。それが発揮されている曲だと思う。音楽で養われる想像力。それが発揮されている。

 (2)ヤマト新乗組員のテーマ

 マーチ風の明るい曲調のヤマト新乗組員の為のテーマ。「3」には、シリーズ後半に活躍する土門竜介や揚羽武といった物語の核となる新乗組員を始め、各部所に多くの新乗組員が乗り組んだ。

 もしかすると新乗組員の為に作られたテーマは、TVシリーズ3作目にして初めてではないかと思うのだが、明るく希望が感じられる曲で好感を持っている。土門や揚羽が目立った新乗組員たちではあったけれど、砲術班や航海班にもフレッシュな乗組員がいて、「3」は割合第一艦橋以外のメンバーのことも考えられていたように思う。新たに艦長となった古代進が新乗組員を鍛え上げる訓練シーンは、新乗組員たちの最大の見せ場として結構気に入っている。(第4話「あの火星を撃て!」)

 (3)ガルマンガミラス

 デスラーが率いるガルマンガミラス帝国のテーマ。広大な銀河系の60%以上を支配するガルマンガミラス帝国を表現するテーマで、重々しさの中に一筋のきらびやかさが感じられるような曲。「デズラーズパレス」に通ずるきらびやかさが入っているように思う。

 シリーズの前半では、ガルマンガミラス帝国はまだ正体不明の敵であった為にこの曲が流れる度にまた新たな敵が現れたのかと緊張感が走った。そして、ヤマトがガルマンガミラス帝国本星を訪れた際にもガルマンガミラスの力を示す軍事パレードが行われ、そのシーンでもこの曲が流れた。複雑な表情でパレードを見つめている古代たちが印象的だった。

 (4)LOVE

 何ともヤマトらしくないネーミング。このタイトルでは、どの作品の為に作られた曲なのか計りかねるが、逆にこの手のネーミングは「3」以外にはないので覚えやすいといえば覚えやすい。

 「3」には二組のカップルが誕生していて、一つは通信士の相原と藤堂長官の孫娘、晶子のカップル。そしてもう一組は、コスモタイガー隊員の揚羽とシャルバート星のルダ王女。前者と後者は対照的で、前者は地球人同士で地球滅亡という危機を孕みつつも生きて再会出来る可能性の高いカップル。後者は、ルダ王女はマザーシャルバートの跡目を継いで女神となるやんごとなき存在の女性で、肉体的悦びを得られない精神的な愛を貫くカップル。ルダ王女に想いを寄せる揚羽は、最期はボラーのブラックホール砲発射口に特攻をかけて亡くなる。これによりルダ王女は、揚羽の魂と寄り添えることとなったのだが、それで心の底から真の安らぎを得られたのかどうかは感じる人それぞれ。肉体的悦びをも欲する通常の人間には想像もつかない愛の世界を演じている。この曲は、物悲しさを含んだメロディで、揚羽とルダ王女の愛を傍らから見守っているような優しい音色に包まれている。

 (5)第18機甲師団

 ガルマンガミラス帝国、ガイデル提督麾下ダゴン将軍が率いる第18機甲師団のテーマ。作曲は、宮川晶(現・彬良)氏。

 ガミラス側の曲にしては爽やか且つかっこいい曲。かつてこれほどかっこいい曲があっただろうかと一発で好きになった。爽やかに感じる理由には、作曲した宮川晶(現・彬良)さんが、「地球を飛び立つヤマト」の曲が好きで無意識に似た曲を書いてしまった…と解説書に書いてある。なるほど、それでか!と合点がいった。確かに似ているところがある。この曲を起用するに至っては、お父さんの泰氏の「けっこううまく書けてると思うので、使うことにした。まぁ、いい出来だよね」とのコメントが。父親ならではのお言葉。

 それにしてもあの第18機甲師団の為だけにテーマが作られているので、「3」の前半の力の入れようが分かる。

 (6)ボラー連邦

 民族音楽を彷彿とさせる独特な特徴を持っている曲。民族性を思わせるメロディーと広がりのあるシンフォニーが融合しているので、ヤマトらしい仕上がりとなっている。チェンバロが特徴的。音楽集には、ギター・ソロバージョンも収録されていて、こちらは物悲しさが漂っている。

 ボラー連邦は、銀河系中心部の勢力をガルマン・ガミラスと二分するほど強大な力を持っている星間国家。首相は、ベムラーゼ。冷酷な性格の持ち主で、度々ヤマトを苦しめた。

 (7)シャルバート星

 宮川泰氏自ら「すごく好きなメロディ」とコメントしている曲。透き通るような川島和子さんのスキャットから始まるこの曲は、やさしさと包容力と慈しみを曲全体から感じることができる。

 流れるようなスキャットとピアノとバイオリンのハーモニーが美しく、映像と共にこの曲を聞くと、救世主であるシャルバート星のことがしみじみと理解できるやさしく美しい曲。

 (8)デスラーズパレス

 自動惑星ゴルバとの闘いの後、ガルマン星に降り立ち、瞬く間に銀河系に於いてボラー連邦と並ぶ強大な力を得たデスラーの居城の曲。権勢を誇る立派な出で立ちの城で、ガルマン・ガミラス星の中で一際輝きを放っている。

 建物の豪華さに見合った華やかな曲で、好感を抱いている曲。デスラーの武人らしさを表現する曲が多い中でこの曲は珍しく明るく肩の力を抜いたホっと息のつける曲で、孤高の存在、デスラーの中の安らぎを表現しているように思う。軽々し過ぎず落ち着きのある明るいメロディーがパターンを代えて繰り返され、最後はデスラーらしい緊張感のある終わりを迎えている。明るさの中にもどことなく愁いを感じるのは、デスラーがスターシァへのひっそりとした思慕を抱いているからだろうか。

 (9)ルダ王女のテーマ

 惑星ファンタムで初お目見えした際に流れた「ルダ王女のテーマ」。その後の回でこのテーマが流れることはなかったので、このテーマがルダ王女のイメージを土門と揚羽、そしてTVで見ている我々に十二分に伝えた。音楽の役割を感じる曲。

 少女の面差しと可憐な王女のイメージをピアノが美しく奏でており、ルダ王女の故郷、シャルバートの雰囲気をも感じる曲。ルダ王女と初対面した瞬間に揚羽はルダ王女に一目惚れをしたが、この曲を聞いていると惹かれた気持ちも分かるような安らぎを持っている。

 (10)ルダ王女の恋

 「ルダ王女のテーマ」をベースとしたピアノとバイオリンによる演奏。ピアノは、羽田健太郎氏。バイオリンは、徳永二男氏。ピアノの旋律がルダ王女の繊細な美しさを奏で、バイオリンの調べがルダ王女の儚い束の間の恋を奏でている。

 ピアノとバイオリンというシンプルな演奏が、可憐なルダ王女の恋を美しく表現している。ぶっつけ本番の演奏だったと解説書にあるが、情感がこもっていて素晴らしい演奏。基となった「ルダ王女のテーマ」よりも胸に染み入る曲。

 (11)ガルマンガミラスの戦い

 ヤマトから見たガルマンガミラスの戦いの描写ではなくて、ガルマンガミラスから見た自分たちの戦いを描写したテーマ。ややこしいがそういうテーマの曲。

 速いリズムのノリの良い曲。スピード感のある弦楽器とブラスの裏で明るく軽やかなリズムが鳴っている。リズムだけを追っていると「ヤマト」の音楽と思えないほどだが、メロディーがしっかりと要点を押さえているので、他の曲とのバランスはしっかり取れている。

 思えばガミラスの曲も「1」〜「3」までその都度作られているので、ガミラスのみの曲を集めて聞いてみるのもシリーズごとのガミラスの変化を音楽で感じられて良いかも知れない。

 (12)ボラー連邦(ギターソロ)

 ボーナストラック(13)星のペンダント (カラオケ)

 ボーナストラック(14)おもかげ星 (カラオケ)

 ボーナストラック(15)ヤマトよ永遠に (カラオケ)

 ボーナストラック(16)別離 (カラオケ)

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