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《 YAMATO SOUND ALMANAC 1978-I 宮川泰の世界〜宇宙戦艦ヤマト 》

 アルバムレビュー

 1978年(昭和53年)2月16日に郵便貯金ホールにて行われた「宮川泰vs服部克久」ダイナミック・ハッピー・コンサートのライブ盤。初CD化。オリジナルは、1978年(昭和53年)8月1日にリリース。「宇宙戦艦ヤマト」のパートのみ、2000年11月1日リリース「ETERNAL EDITION File No.3 さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」にも収録されている。

 主に宮川泰氏の音楽をまとめているライブ盤で、中でもメインとなっているのは、タイトルにもある通り「宇宙戦艦ヤマト」。服部克久氏と共にピアノを演奏をしてスタートを飾った(1)「オープニング」のすぐ後に、交響組曲「宇宙戦艦ヤマト」から4曲を披露。司会の梃和夫さんによる作品説明の後、演奏へ。ライブならではの空気感の中で奏でられる交響組曲も素晴らしいもの。(3)「誕生」の後に再びナレーションが入り、宮川泰氏との会話を経て後半の演奏へ。ライブ用に編曲された(4)「真赤なスカーフ」と(5)「明日への希望」が高らかに奏でられる。

 ピアノの演奏は、「ヤマト」のピアノはこの人の羽田健太郎氏。力強く優雅な音色を聞かせてくれている。(6)「ロッキーのテーマ」に入る前に紹介があり、宮川泰氏と羽田氏の交流を茶目っけたっぷりに楽しく披露。この時の話の内容では、羽田氏はご子息の宮川晶(現・彬良)氏にピアノを教えていたとのこと。『宇宙戦艦ヤマト2199』の音楽担当である彬良氏は、両氏から学んだ音楽が活きているのだな…と思うと感慨深い。

 (7)「宮川泰ヒット・メドレー」以降の後半ではナレーションがなく、演奏をじっくりと楽しむことができる。ヒット・メドレーでは、自身のピアノ演奏による明るさのある美しいメロディーが奏でられ、続く映画音楽の数々でも宮川泰氏らしい楽しい編曲を堪能することができる。

 (12)「ピアノソナタ第6番ハ長調 K. V. 545より」は、ご子息である宮川晶氏によるピアノ演奏。ジャズ調に編曲されたクラシックが緩急豊かに奏でられ、編曲如何で楽曲の表情が変わって聞きやすくなるといった見本のような華麗な演奏。

 フィナーレは、オープニングと同様に服部克久氏と共にピアノ演奏。同じ曲ではあるが、終盤にベートーベンの「交響曲第9番 歓喜の歌」が盛り込まれ華やかかつ豪快に締めくくっている。

 (1)オープニング(スーパースター)

 (2)交響組曲「宇宙戦艦ヤマト」から 序曲

 アルバム『宮川泰の世界〜宇宙戦艦ヤマト』よりライブ演奏。1978年2月16日「宮川泰 vs 服部克久ダイナミック・ハッピー・コンサート」にて録音。ピアノは、羽田健太郎氏。スキャットは、川島和子さん。司会は、徳光和夫氏。

 ライブと言っても特別なアレンジはなく、「交響組曲 宇宙戦艦ヤマト」の「序曲」がきちんと演奏されている。出だしのスキャットにこそライブならではの息づかいが感じられるが、その後に続く演奏は綺麗に響いている。

 (3)交響組曲「宇宙戦艦ヤマト」から 誕生

 「序曲」に次いで「誕生」。この曲は、「ヤマト」のテーマが随所に鏤められ、次第に盛り上がっていく曲であるので、気持ちが高まっていき「ヤマト」らしく、そして宮川泰氏らしい明るさでまとまっている。

 その為、「序曲」よりもずっとライブらしい演奏となっている。LPとは違う多少のアレンジの効いた演奏も、管楽器の息づかいも生き生きとした演奏で勢いがある。中盤には、ピアノのパートがあり、羽田健太郎氏の若々しいタッチの演奏を聞くことができる。

 (4)交響組曲「宇宙戦艦ヤマト」から 真赤なスカーフ

 徳光さんと宮川先生の簡単なやりとりがあって後半のパートへ。この曲は、ご存知のエンディング・テーマ。

 アルバム「交響組曲」とほぼ変わらない演奏ではあるけれども、途中のトランペットのパートでは、アルバムとは異なるアレンジの演奏となっている。元のメロディーが歌謡曲の雰囲気漂う曲であるので、ライブではよりその雰囲気が伝わる演奏となっている。

 (5)交響組曲「宇宙戦艦ヤマト」から 明日への希望

 美しいスキャットの出だしはライブでも健在。ピアノの伴奏もメロディーの美しさを引き立てていて、聞き始めはライブ演奏とは思えないほど。途中からリズムが変わり、速めのリズムに乗ってベースの音が入って来ると、アルバムとは異なる息づかいの「明日への希望」の音世界が広がる。

 演奏が終わると、徳光さんのナレーションが入り、「宮川泰の音楽生活の中で、まさに後世に残る力作であり、名作。「宇宙戦艦ヤマト 組曲」。その力作、名作に改めて惜しみない拍手を…どうもありがとうございました」で締め。ナレーション通り「交響組曲 宇宙戦艦ヤマト」は、後世に残る名作であると断言出来ると思います。

 (6)ロッキーのテーマ

 (7)宮川泰ヒット・メドレー

 (8)シバの女王

 (9)駅馬車

 (10)ひまわり

 (11)マーチ・メドレー

 (12)ピアノソナタ第6番ハ長調 K.V.545より

 (13)フィナーレ

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