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《 オリジナルBGMコレクション 宇宙戦艦ヤマト III 》

 (1)SYMPHONY OF THE SUN

 「THE SUN 太陽のシンフォニー」のBGM版。「THE SUN 太陽のシンフォニー」は、6分13秒という長いタイムだったが、「Symphony of the Sun」は2分44秒というタイム。イントロ部、スキャット部を削り取り、太陽の危機的状況を表現している部分のみをクローズアップした曲となっている。TVではこのBGM版が多く使用されている。

 「THE SUN 太陽のシンフォニー」に聞き慣れていると、BGM版はスリリングで少々怖い。核融合の異常増進を続ける太陽の怖さを伝えるにはこのBGM版が適していると思うが、太陽の恵みの部分も表現している「THE SUN 太陽のシンフォニー」の方が温かみが感じられる。

 (2)美しき太陽

 「THE SUN 太陽のシンフォニー」の太陽の恵みを表している美しいメロディー部分を抜粋した曲。

 スキャットが入っておらず、「Symphony of the Sun」と対称的になるようにか、殊更太陽の明るさと美しさを目一杯表現している曲となっている。こういった明るさを前面に押し出した演奏は、宮川泰氏らしい一面ではあるが、少々バタついているような感じも。音楽集収録の「THE SUN 太陽のシンフォニー」の方が品のあるまとまりになっているように思う。

 (3)デスラーズパレス

 自動惑星ゴルバとの闘いの後、ガルマン星に降り立ち、瞬く間に銀河系に於いてボラー連邦と並ぶ強大な力を得たデスラーの居城の曲。権勢を誇る立派な出で立ちの城で、ガルマン・ガミラス星の中で一際輝きを放っている。

 建物の豪華さに見合った華やかな曲で、好感を抱いている曲。デスラーの武人らしさを表現する曲が多い中でこの曲は珍しく明るく肩の力を抜いたホっと息のつける曲で、孤高の存在、デスラーの中の安らぎを表現しているように思う。軽々し過ぎず落ち着きのある明るいメロディーがパターンを代えて繰り返され、最後はデスラーらしい緊張感のある終わりを迎えている。明るさの中にもどことなく愁いを感じるのは、デスラーがスターシァへのひっそりとした思慕を抱いているからだろうか。

 (4)ガルマンガミラス帝国軍

 ガルマンガミラスの強大さを感じる曲。勇ましさと威圧感がある。ラストのブラスの力強い締めが曲を印象づけている。「ガルマン帝国起動要塞」とメロディーはほぼ同じ。

 この曲は、古代進たちがガルマンガミラス本星で軍事パレードに出席した際のテーマ。二連三段空母などガルマンガミラスの多くの武器や戦艦が堂々とパレードを繰り広げた。デスラーの傍らで、古代進は複雑な心中でパレードを眺めていた。

 (5)デスラーの友情

 「デスラーズパレス」のテーマのピアノ・アレンジ。軽いタッチのイントロで始まり、落ち着いたメロディーへと移行する。ピアノの音のバックにキラキラとした音が入り、元となった「デスラーズパレス」のテーマの華やかな感じを控えめに演出している。

 この曲が流れたのは、第18話「怒る太陽」でガルマン・ガミラス星からヤマトが立ち去る際、古代が通信でデスラーに別れを告げているシーンで流れた。惑星ファンタムの情報について語るデスラーの落ち着いた声と、煌々と情報が映し出される小さなモニターに見入られている古代たちの様子が印象的だった。様々なことがあったガルマン・ガミラス星訪問であったが、地球の力になりたいというデスラーの友情が感じられるシーンでもあった。

 (6)第二の地球-惑星ファンタム

 デスラーからの情報によって探査に向かった惑星ファンタムのテーマ。明るくのびやかな曲で、高原に吹く爽やかな風を感じるような穏やかな曲調となっている。

 惑星ファンタムは、結局は幻の星として第二の地球とはならなかったが、訪れる人によって見え方が様々に異なるという惑星生命体であった。惑星自体が生命を持つという夢のある星。この広い宇宙のどこかに存在するかも知れない…そんな夢を抱かせてくれる星だった。

 (7)幻影

 幻影を見せる惑星ファンタムを表現した曲。惑星ファンタムで起こる不思議な現象のシーンには、常にこの曲が流れた。

 惑星ファンタムは、本当に不思議な惑星で、その人の心の中の重要な人物や物や景色などが、あたかもそこにあるかのような幻影を見せる。それは、惑星自体が知的生命体であるがゆえに自己防衛能力として幻影を見せるのだが、一点疑問に感じたのは、ボラーは、この惑星を見た時に自分の星と同じ極寒の星だと思って流刑地としてルダ王女をここに閉じ込めたということ。普通自分の住んでいる惑星と同じ環境だったら嬉しいのではないのかなぁ…。それともボラーの人々は、こんな寒い惑星なんて嫌だ!と常々不満に思っていたからあのような攻撃的な性格になったのだろうか。

 (8)つかの間の安らぎ

 惑星ファンタムに降り立ったヤマト乗組員達の「つかの間の安らぎ」を表現した曲。ブラスののどかな音色から始まってストリングスとピアノの音色が加わり、全体を通して穏やかな安らぎを感じる演奏となっている。

 この曲の特長は、出だしののどかなブラスの音だと思う。緊張感の続くシーンの多いヤマトの中で、ホっと息のつける安らぎの曲となっている。

 (9)シャルバート星のテーマ

 愛と平和の象徴、シャルバートのテーマ。「音楽集」に収録のものと同一のメロディーだが、BGM集では、スキャットがシンセサイザーに置き換えられている。その為か若干、機械的なキラキラとした響きになっている。しかし、そんな響きがかつて高度な技術力を誇っていたシャルバートを表現しているようにも思う。メロディーの美しさはそのまま。

 (10)シャルバートの戦い

 第24話「シャルバート星の秘密」の戦闘シーンで流れた曲。「シャルバートのテーマ」のアップテンポなアレンジ曲なのだが、がらっと装いが変わっていて、一変してスリル感のある曲となっている。

 シャルバート星は、遥か昔に戦いを捨てた星で、この時の戦闘シーンについてはよく覚えている。およそ武器など似合わないのんびりとした穏やかな星で、突然の敵襲に多くのシャルバート人が負傷した。古代が「あなた方はなぜ戦わないんです!」と言った台詞が印象的だった。

 (11)王家の谷

 「シャルバートのテーマ」のアレンジバージョン。「王家の谷」とは、シャルバートの王家の墓がそびえ立つ谷のことで、ルダ王女がヤマトにコスモジェン砲を渡す際、古代たちを率いてこの谷に着くまでの道中で流れた曲。

 平和的に穏やかさに満ちたシャルバートの裏側を見たような気がする「王家の谷」の内部だった。何事か分からず着いて行く古代たちにはシャルバートの真の力は分かっていず、「王家の谷」に着いてその力を思い知らされ、驚く。真実を知るまでの道のりを表すBGM。

 (12)故郷への想い

 バーナード星の開拓者、山上夫婦と父親のテーマ…ともいえる曲。謎の風土病に冒され、夫は倒れる。心細さから故郷である地球へ思いを馳せるが、厳しい父は志し半ばで帰ることを許さなかった。そんな山上家族の地球への思いを表現している愁いのある美しいメロディー。

 そういえば、そんなストーリーがあったと曲を聞いて思い出した。「3」は、第2の地球探しの旅であった為に、前半では様々な星に降り立っていて、バーナード星もその一つ。ストーリーは、山上夫婦の妻が身ごもっていることが分かり、女性乗組員と共に地球へ帰ったという締めくくり。

 (13)パーティ

 バース星総督府でのパーティのシーンで流れたBGM。「ETERNAL EDITION」に収録のものは、この曲のサンバ・バージョン。

 サンバ・バージョンに聞き慣れていると、こちらの曲はゆっくりめに聞こえるが、でもパーティの優雅さはよく表れている。

 (14)LOVE

 何ともヤマトらしくないネーミング。このタイトルでは、どの作品の為に作られた曲なのか計りかねるが、逆にこの手のネーミングは「3」以外にはないので覚えやすいといえば覚えやすい。

 「3」には二組のカップルが誕生していて、一つは通信士の相原と藤堂長官の孫娘、晶子のカップル。そしてもう一組は、コスモタイガー隊員の揚羽とシャルバート星のルダ王女。前者と後者は対照的で、前者は地球人同士で地球滅亡という危機を孕みつつも生きて再会出来る可能性の高いカップル。後者は、ルダ王女はマザーシャルバートの跡目を継いで女神となるやんごとなき存在の女性で、肉体的悦びを得られない精神的な愛を貫くカップル。ルダ王女に想いを寄せる揚羽は、最期はボラーのブラックホール砲発射口に特攻をかけて亡くなる。これによりルダ王女は、揚羽の魂と寄り添えることとなったのだが、それで心の底から真の安らぎを得られたのかどうかは感じる人それぞれ。肉体的悦びをも欲する通常の人間には想像もつかない愛の世界を演じている。この曲は、物悲しさを含んだメロディで、揚羽とルダ王女の愛を傍らから見守っているような優しい音色に包まれている。

 (15)ルダ王女の恋

 美しくも悲しいルダ王女の恋を表現した曲。終盤にかけてバイオリンが切なく高らかにメロディーを歌い上げている。

 曲の前半部は、揚羽がブラックホール砲の発射口に突入する際の「ルダ王女…僕はあなたを愛しています…」のシーンが思い浮かぶ印象的なテーマ。激しい戦闘の中の悲しく静かな愛に満ちた忘れられないシーン。

 (16)ルダ王女のテーマ

 「ETERNAL EDITION」収録の「ルダ・ジャルバート」と同一曲。

 線の細いルダ王女のイメージを美しく表現しているテーマで、ピアノとギターがメロディーを優しく可憐に奏でている。

 (17)静かなる戦い

 次元潜航艇ガルマンウルフ号との戦いのテーマ。次元潜航艇とは、亜空間断層に潜航し至近距離まで接近し亜空間魚雷を発射する艇のこと。この艦隊を指揮するのが、ガルマン・ガミラスの猛者、ガルマンウルフ。ヤマトは、このかつてない攻撃に苦しめられる。

 次元潜航艇だけに戦いは静かなるうちに突如始まるのだが、曲はガルマンウルフの勇ましさを表すかのように勇壮な響きとなっている。出だしこそ静かだが少しずつ盛り上がっていく。「ヤマト」らしさとは少々異なる映画音楽っぽさのある曲で、舞台音楽のような雰囲気がある。でも「ヤマト」のテーマのアレンジが組み込まれているので、やはり「ヤマト」の音楽。

 (18)FIGHT1

 最終話のボラー連邦の奇襲〜ブラックホール砲がヤマトを飲み込もうとするシーンで流れた曲。戦闘シーンのテーマの為か全体的に速いテンポの曲で、力強いブラスと打楽器とストリングスが見事に掛け合っている自然と気分が高揚する曲となっている。

 このシーンのブラックホール砲は、脅威だった。ボラーはこれほどの武器を持っていながら、他に目立った武器がお目見えしなかったのは何故なんだろう。

 (19)ヤマト新乗組員のテーマ

 マーチ風の明るい曲調のヤマト新乗組員の為のテーマ。「3」には、シリーズ後半に活躍する土門竜介や揚羽武といった物語の核となる新乗組員を始め、各部所に多くの新乗組員が乗り組んだ。

 もしかすると新乗組員の為に作られたテーマは、TVシリーズ3作目にして初めてではないかと思うのだが、明るく希望が感じられる曲で好感を持っている。土門や揚羽が目立った新乗組員たちではあったけれど、砲術班や航海班にもフレッシュな乗組員がいて、「3」は割合第一艦橋以外のメンバーのことも考えられていたように思う。新たに艦長となった古代進が新乗組員を鍛え上げる訓練シーンは、新乗組員たちの最大の見せ場として結構気に入っている。(第4話「あの火星を撃て!」)

 (20)バーナード星の戦闘

 バーナード星第1惑星でヤマトは反射衛星砲の攻撃を受け、かつてデスラーが使用していた武器と同じであることに動揺する。その戦闘時のテーマ。

 耳にする機会の少なかった曲の為、はっきり言って初めて聞くような印象を受けた曲だが、なかなかどうして良い曲だなぁ…と新鮮な感動を覚えた。1分45秒という短い演奏タイムの中で、ヤマトらしさがちりばめられてあり、改めて宮川泰氏の曲作りに感動。

 反射衛星砲は、デスラーの武器として名高い為、「III」でのこの戦闘シーンは「1」が思い出されてドキドキした。

 (21)追跡

 「3」のサスペンスなシーンで流れた曲。バーナード星で山上トモ子の父を追いかけるシーン、バース星でベムラーゼ首相表敬後に警備兵に追われるシーン、惑星ファンタムでアナライザーが上陸に警告を発するシーンなど。

 こういったサスペンスな曲は”これぞBGM”といった感じ。「ヤマト」の音楽の原点である「1」のBGMを思い出させる。そんなサスペンスな音楽の中にも「3」らしい音の響きが含まれている。

 (22)FIGHT2

 「ETERNAL EDITION」にも同タイトルの曲が収録されているが、あちらはテンポアップしたバージョン。BGM集収録の曲は、第25話で使用された曲。

 「ETERNAL EDITION」のものに聞き慣れているとこちらはやはり遅めに感じるが、それでもこの曲を聞くと、ハイドロコスモジェン砲を守る為に駆け出して行く土門の姿が思い浮かぶ。この曲は、土門と揚羽の勇敢さを表現している。

 (23)ボラー連邦の大テーマ

 民族音楽風なメロディーが特徴となっているボラー連邦のテーマ。地球やガミラスとは異なる際立った個性のあるテーマで、印象に残りやすい。

 この曲は、始めからボラー連邦のテーマとして聞いたので、他のイメージが思い浮かばないが、作品と切り離して聞いてみるとなかなかユニークな曲なのではないかな…と思う。

 (24)ボラーの戦い

 「ボラー連邦のテーマ」の戦闘シーン用アレンジ。民族音楽的な雰囲気はそのままに、全体的にアップテンポな曲調となっている。ところどころに入るエレキギターが特徴的。

 使用頻度が少なかったせいか印象に残っていないのだが、こうして聞いてみると割合に良いアレンジ。でもボラー連邦らしさから言えば若干中途半端な気もしなくもない。でもあの「ボラー連邦のテーマ」がこういうアレンジになるのかと思うと、新鮮な気持ちで聞くことができる。

 (25)ベムラーゼパレス

 「ボラー連邦のテーマ」をベースとした首相ベムラーゼの宮殿のテーマ。ピアノの音色が前面に押し出され、宮殿らしい優雅さと重みが表現されている。この曲は、バース星の最期のシーンでも流れた。

 「3」には、ボラー連邦と敵対関係にあるガルマンガミラスの総統・デスラーの宮殿のテーマ「デスラーズパレス」があり、音楽面でも両者の比較がなされている。私的には、「デスラーズパレス」を好んでいるが、「ベムラーゼパレス」もなかなかの優雅さがあって良いと思う。
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