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《 宇宙戦艦ヤマト ドラマ編 》

 データ

ヤマトドラマ編1-1
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1977年8月 日本コロムビア(株)  トータル・タイム:42分18秒

<スタッフ>
構成・演出:西崎義展
脚本:藤川桂介
音響編集:田代敦巳
効果:柏原満
演出助手:棚橋一徳
設定デザイン:松本零士

<キャスト>
沖田十三:納谷悟郎/古代進:富山敬/島大介:中村秀生/森雪:麻上洋子/真田志郎:青野武/古代守:広川太一郎/スターシャ:平井道子/デスラー総統:伊武雅之/ドメル:小林修/シュルツ司令:大林才史/ヒス副総統:山下敬介/ナレーター:木村幌
ヤマトドラマ編1-2
<収録内容>
□ SIDE 1
宇宙戦艦ヤマト(オープニング・テーマ)
SOS地球!!甦れ!宇宙戦艦ヤマト
ヤマト発進!!29万6千年光年の挑戦
脅威の世界!!光を飛び越えたヤマト
さらば太陽圏!!銀河より愛をこめて

□ SIDE 2
決断!!ガミラス絶対防衛線突入
決戦!!七色星団の攻防戦
イスカンダル!!滅びゆくか愛の星よ
地球よ!ヤマトは帰って来た
真赤なスカーフ(クロージング・テーマ)

 レビュー

 全26話に及ぶストーリーをたったの42分18秒に収めてあり、「そりゃ無茶だよ」とツッコミを入れてしまいたくなるような収録時間。たった42分18秒しかないのに、主題歌とエンディングの歌を2番まで入れているという丁寧さで、本当にドラマを伝える気があるんですか…と思わず疑ってしまいたくなるような構成なのであるけれども、それは中味を聞いてみると、歌を重視しているのがなんとなくわかるようなそんな作りとなっている。

 確かにナレーションがありキャラクターの台詞のやりとりがあるドラマ編であるけれども、多くの台詞やシーンの描写の代わりに「音」がイメージを伝えている。「ヤマト」には、ドラマを盛り上げるための「音」がたくさん作られてあるので、シーンのイメージを描写するBGMと、動きを描写する効果音がふんだんに使われており、台詞では伝え切れないイメージを補っている。台詞の合間にBGMや効果音があるのではなく、「音」によるイメージの広がりに添って台詞が交わされてドラマが進行している…そんな作りの内容となっている。

 出だしは、「ヤマト航行音」〜「タイトルSE」〜「ナレーション(SEあり)〜「主題歌2番まで」という流れ。ここまでの間でもこれが「ヤマト」だ!と分かる音作りに感動。「ヤマト」は、音楽と同じくらいに効果音にもこだわりを持って独自の音を作り出しているので、台詞がなくとも効果音を聞いただけでヤマトが航行しているイメージが思い浮かぶのは、本当に凄いこと。

 感動のオープニングの次は、ゆきかぜの戦闘シーンがあり、ヤマト発進へと続く。この重要なシーンを丁寧に描写しているのは、流石。限られた時間の中で、ヤマト発進のプロセスをきっちりと入れている。この後にデスラー総統の「かわいい奴め」という台詞を挟んで冥王星前線基地破壊のシーンへと。ここは前半の戦いのハイライトになるのだろうと思うのだけれど、なんと戦いの結末しか入っていない。いきなり沖田艦長の「翼を出せ。浮上してガミラス基地を攻撃する」の台詞があり、雪の「前方に爆発確認」という台詞の展開。こういった切り出し展開になったのも42分18秒という収録時間の制約によるものかと。太陽系に別れを告げる「さようなら〜」のシーンを経て後半へ。

 後半の戦いのハイライトは、ドメルとの決戦。ドメルからの挑戦状を受けて決戦へ。ドリルミサイルを逆回転させるシーンとドメル自爆のシーンが収録されている。そして、イスカンダルへ。ガミラス本星での決戦シーンは丸々カット。古代守との再会を経て帰還の途へ。本来だと地球目前にデスラーの襲撃を受け、艦内に放射能が充満し、それを阻止するために雪がコスモクリーナーを始動させるというクライマックス・シーンがあるのだが、やはりここも時間の関係で、ヤマトを襲うデスラーの登場はなく、雪がコスモクリーナーを始動させるシーンのみ。そして、古代の雪への想いを語るシーンがあり、沖田艦長の名シーンがあってエンディングへと。

 テレビシリーズのストーリーの内容がおおむね分かっていないと何がなにやらよく分からない展開ではないかと思うのだけれど、42分18秒にしては始めと終わりがちゃんと描かれてあるのでなかなか良い仕上がりになっているのではないかな…とは思う。だが、デスラーの影が薄いのはなんとも残念。ドメルの方が活躍しているような気がしなくもない…。また古代進よりも守の方にドラマがあったような…。しかしそれもこれも時間の制約があるため仕方のないこと。デスラーと古代進のそれぞれのエピソードを入れていたらとうてい時間内には収まり切らない筈。

 何十年振りかで聞いて、沖田艦長の台詞に深く感動した。物語の始まりにある「だめだ。もう今は防げない。我々にはあの遊星爆弾を防ぐ力はない。あれが我々の母なる地球の姿だとはなぁ」と、終わりの「地球かなにもかもみななつかしい」の台詞の納谷悟郎さんの声の響きにしみじみと心から感動した。自然と目に涙が滲んだ。たった42分18秒ではあるが、声優さんの持つ声の力に触れられるドラマ編に仕上がっていた。
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