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《 ETERNAL EDITION File NO.5 新たなる旅立ち 》

 (1)オープニング

 「無限に広がる大宇宙」のスキャット。このスキャットはヤマトの基本なので作品の冒頭に流れると、これから始まるヤマトのストーリーにひといきに心が飛ぶ。このスキャットをバックにナレーションとメイン・スタッフのテロップが流れた。

 (2)メインタイトル〜ヤマトに敬礼

 高らかに伸びるブラスが印象的。まさに「メインタイトル」に相応しい重みのある「ヤマトのテーマ」のアレンジバージョンで、この曲をバックに画面に現れるヤマトと「宇宙戦艦ヤマト」の文字は、自然と見る側の気持ちを高揚させる。

 解説書によると、この曲は「さらば」の為に録音されたが「2」の2話で初めて使用された…とある。そのため何度か耳にしている曲ということになるが、いつ聞いてもドラマの始まりに相応しいブラスの響きで、新たな気持ちとなる。

 (3)英雄の丘

 沖田十三艦長を始め、地球を救う為に散った戦士の霊が眠る丘のテーマ。トランペットの音色が物悲しく響き、夕焼けに染まる沖田艦長の像が思い出される。

 子供の時に聞いた時は、悲しい気分になる曲だな、とそれくらいにしか感じなかったが、大人になってから聞くと、亡くなった人を悼む気持ちが表れた落ち着きのある安らぎのある曲だなと感じるようになった。これも人生経験を経てこその感じ方だろう。「永遠に」では、地球が暗黒星団帝国に制圧され、真っ赤に焼ける地球が背景となり何とも悲しい気分になった。沖田艦長、地球を助けて下さい──と。

 (4)ヤマト瞑想〜大いなる愛と共に

 ストーリー冒頭部の第一艦橋クルーが英雄の丘に集まり、黙祷を捧げるシーンでかかった曲。この黙祷シーンではヤマトの過去を振り返っていて、激しかった戦いをダイジェストで振り返っている。

 この曲を聞くと、というか、この黙祷シーンでは、島が沈痛な面持ちでテレサのことを思い出している表情が印象的。このシーンの存在で「2」の島とテレサのことがきちんと”あったこと”としてこの作品を作っているのが分かるし、何より島のテレサへの思いは半端ではなかったというのが分かって良い。それだけに「完結編」の島の今際の際の台詞は非常に残念に思う。

 (5)出航前の緊張

 新乗組員の北野哲がヤマト出航を任され、必死にヤマトを操るが、極度の緊張から上手くヤマトを飛び立たせることが出来ないシーンで流れた。ヤマトのテーマのサスペンス・アレンジバージョンで、53秒という1分未満の曲の中で不安感を上手く煽っている。

 このシーンは、あまりにも北野がガチガチに緊張していて(見ちゃおれん)という気分になるシーン。古代と島は大人の余裕の表情をしているし、第一艦橋にたった一人の新人・北野に思わず同情してしまう。しかし北野は、イスカンダルでの戦闘でビシっといいところを見せた。

 (6)ヤマト!!新たなる旅立ち

 出だしのフィーリングフリーによる高音のコーラスが印象的な「新たなる」の主題歌。「新たなる旅立ち」というだけあって全体的に明るく、新たな決意と力のこもった希望の感じられる曲となっている。

 この歌は、好きな歌。音楽的なことは分からないが、良いメロディーだと思うし、ささきいさおさんの声はよく伸びているし、何と言っても前向きな感じが良い。力の入り具合にヤマトの”新たなる旅立ち”への思いが感じられる良い歌。

 「時間よ止まれ 平和のままで 今この夢のこの時代」と「新たな顔と 新たな決意 新たなヤマトが旅に立つ」の部分を特に気に入っている。

 (7)若き大鷲達

 坂本茂登場のテーマ(笑)。月基地から発進したコスモタイガー隊の中に新隊員の坂本がおり、その坂本が艦橋付近をアクロバット飛行したシーンでかかった曲。新隊員らしく鼻っ端が強いところを見せた。

 「新コスモタイガー」をスローアレンジした曲で、ややスピード感はないもの、29秒という短さからまさしく坂本茂登場の為のテーマ。

 (8)無限に広がる大宇宙

 『ヤマト』と言えば、やはり主題歌と並んで有名なのが「ア〜〜ア〜〜〜」のスキャットで始まるこの曲。冒頭でこの曲を聞くと、一気に『ヤマト』の世界が広がって浸ることが出来る。宇宙の壮大感とヤマトの持つ深みや味わいといった雰囲気のものをこの曲から感じることが出来る。

 スキャットというものをこの曲で初めて知った。

 (9)デスラー追想

 デスラーがガミラス星へ今一度の別れを告げに行く途中での回想シーンと、艦橋からガミラス星とイスカンダル星を眺めるシーンで流れた2曲での構成。回想シーンでは、「音楽集」収録の「デスラーのテーマ」のストリングス部分。艦橋から二つの星を眺めるシーンでは、同じく「音楽集」から「デスラー様々」のギター・ソロの部分。

 「デスラー追想」という曲ではないので、レビューが躊躇われるところなのだが、どちらの曲もデスラーらしさが表れていて孤独な寂しさが感じられる。特に後者の「デスラー様々」からのギター・ソロは素晴らしい。

 (10)侵入者

 謎の艦隊(暗黒星団帝国)が、ガミラス星に入り込みガミラシウムを採掘しているシーンをデスラーが発見したシーンで流れた曲。留守中に勝手に入り込んだ正体不明の侵入者に対する恐れや疑惑の感情が心の中で渦巻く様子を表現した曲。

 「自動惑星ゴルバ」のテーマのシンセサイザー・バージョンだが、元のテーマのきらびやかな音を一切排しているので、オリジナルにも思える曲。こういったバリエーションは、その後のシーンや作品などで再登場する機会はないのでレアな音と言える。

 (11)デスラー襲撃

 これはもうお馴染みのデスラー登場のテーマ。このテーマに乗って現れるデスラー艦隊は渋く格好良く、瞬間物質移送機など数数の知恵を絞ったデスラー戦法がこのテーマに乗って繰り広げられた。

 この曲から得るイメージは「2」を境にしてガラリと変わる。「2」でデスラーが古代と対決して地球を友と思うようになってからは、この曲はデスラーの登場をかっこよく演出する為のテーマとなった。それまでは、ヤマトに襲いかかる脅威をまとった底知れぬ執念を抱いたデスラーの怖さを表現するテーマであった。シリーズ中にキャラの立場が変わってもそれに柔軟にキャラのイメージに対応しているこの曲は、シーンに限定されないまさにデスラーの為の曲。かっこいい。

 (12)ガミラス星の消滅

 「デスラー 孤独」のアレンジ曲。無断でガミラシウムを採掘していた暗黒星団帝国に対しデスラーは激怒。攻撃を開始したが、その結果、艦隊の誘爆が元でガミラス星は大爆発し、母なる星を失った。その時のデスラーが受けたショックと言い表しがたい悲しさを物悲しい旋律で奏でている。

 ガミラス星というのは、死にゆく運命の星として脆いイメージがある。イスカンダル星とは本当に対照的で、もし暗黒星団帝国との戦いがなくてもイスカンダルよりも先に息絶えたのではないだろうか…と感じる。高度な科学力と星の寿命。そこに直接的な因果関係があるのかどうかは分からないが、ガミラス星を見る度に環境について考えさせられる。

 (13)暗黒星団帝国

 ピアノの音がメインとなっている「自動惑星ゴルバ」の別アレンジバージョン。静かなピアノの一音一音が不気味さを表していて、この時点では正体不明だった暗黒星団帝国の底知れぬ恐怖感を感じることが出来る。映画「永遠に」の「暗黒星団帝国」のテーマとは別。

 1分4秒という短い曲なので、敵のテーマというよりも1シーンの為のBGMといった感じ。しかし、ピアノの音色が特徴的で、印象に残る曲として仕上がっている。

 (14)新コスモタイガー

 『新たなる』といえば「ツンパのマーチ」なら、外せないのがこの「新コスモタイガー」。前作で大活躍したブラック・タイガーから一新し、白い機体を翻して大空と宇宙を疾駆するヤマトの新しい艦載機。

 私はこのコスモタイガーの機体が好きで、コスモタイガーが活躍するシーンではわくわくして見ているが、その時にかかるこのテーマ曲が好き。颯爽と飛行する姿が、スピード感ある滑らかな音色に乗ってかっこよく奏でられている。新コスモタイガー隊のフレッシュ感が伝わって来る。

 (15)ツンパのマーチ

 『新たなる〜』といえば、先ずはこの曲。逆さ言葉を逆さに読んで「パンツのマーチ」。(やはり「パンツ」と書くと子供っぽいな。「ツンパのマーチ」というネーミングで良かったんだ/笑)

 新人として乗り組んだ北野と坂本が訓練中にミスをし、そのペナルティとして古代が二人にパンツ一丁で艦内をランニングするよう命令した。『新たなる〜』は新人乗組員が多く、フレッシュ感のある明るいシーンがちらほらとあり、このパンツ一丁のランニングは、『ヤマト』には珍しいコミカルなシーンとして特に印象的。そのシーンでかかっていた曲。

 アルバムを初めて見た時「ツンパのマーチ」というタイトルに我が目を疑った。『ヤマト』にもこんな遊び心があるんだなぁ…と子供心にも感心した思い出の一曲。

 (16)安らぎ

 53秒という1分未満の短い曲。「安らぎ」というタイトルは付いているものの、「大いなる愛」のリズム入りアレンジバージョンで、作中、訓練終了後の古代の汗をユキが拭うシーンで流れた曲。

 古代とユキの滅多にない微笑ましいシーンで流れる曲なので、「大いなる愛」なのかなと思うが、でもここは新曲で行って欲しかった…というのが正直な感想。「大いなる愛」の音楽に深く感動を受けた者としてはこの軽いアレンジは少し落ち着かない。でもそういったシーンの曲だから軽い仕上がりなのだけれど。

 (17)放浪のイスカンダル〜守とスターシャ

 惑星が暴走しているのだから、このようなゆっくりとしたBGMどころではないだろう…と思うのだが、物事に慌てふためかないスターシャと守らしく、運命を受け入れた二人の静かに成り行きを見守っている少しばかりの不安感が表れている曲。

 惑星が暴走し、スターシャと守は、本心ではどう感じていたんだろうと思う。守は、宇宙戦士の訓練を受けたほどなのに、成す術もなくスターシャと娘のサーシャとじっとしているしかないのは、歯痒くはなかっただろうか。そして、地球人である守をイスカンダルに留まらせたスターシャは…。言葉として出て来ない二人の不安な心中すらも表現しているような曲。

 (18)試練

 「ヤマト瞑想〜大いなる愛と供に」のシンセサイザーなしバージョン。単独で聞くと、この曲はこの曲で完成しているので、シンセサイザーの有無については気にならなかったが、意識して聞くと確かにシンセサイザーなしバージョン。

 イスカンダル星が重力星雲に向かうシーンからデスラー艦隊がイスカンダルの大気圏に突入するシーンまで流れた曲なのだが、実はあまり印象にない。曲だけを聞いていると聞いたことのある曲なのだが、当てはまるシーンがパシッと思い浮かばない。それだけ場に溶け込んでいるさり気ない配慮の曲となっている。

 (19)デスラー 孤独

 「襲撃」がデスラー登場のテーマなら、「孤独」はデスラーの人となりを表すテーマ。ガミラス星の総統で多くのガミラス人を従えているデスラーではあるが、内面には他人では窺い知れない孤独を抱えている。腹心、タランと共に宇宙を彷徨うのが絵になる武人。

 この曲は、子供の頃はなんとも寂しい曲だと感じていたのだが、シリーズが進み、何度も聞いているうちに味わい深い曲だと感じるようになった。ヴァイオリンの静かに始まる出だしから、徐々に盛り上がり終盤にもう一度今度はギターで静かに幕を閉じるところが何とも物悲しい響き。デスラーの人間性を感じることが出来る曲。

 (20)ヤマト到来

 タイトル通り、絶体絶命の危機に瀕したイスカンダルとデスラー艦隊のもとへコスモゼロを先頭にして到来したヤマトのテーマ。と言ってもこのアルバムに収録されているこのテーマは、「1」の「F-1A」と「F-1B」を編集で繋げたものとのこと。このシーンの為に作られたテーマではなということと、「ドラマ編」のLPではこのシーンの曲が「新コスモタイガー」に変わっていると解説書にある。

 とはいえ、ヒーローのごとく現れたヤマトは格好良かった。こうでなくっちゃという最高のタイミングで登場し、存在を印象づけた。そして、コスモタイガーの登場も格好良く、抜群の活躍を見せた。

 (21)大戦争

 「大戦争」というタイトルの割にはパーカッションの軽いタッチから始まる「新たなる〜」の戦いをフィーチャーした曲。「新たなる〜」は、自動惑星ゴルバを敵としてデスラー艦隊とヤマトが戦闘を繰り広げた作品。ヤマトとデスラーがタッグを組んだ初めての戦闘だった。

 三者による戦いを音で表した曲で、敵方であるゴルバのテーマと絡んで、ヤマトのテーマとデスラーのテーマが交互に絡み合う、まさしく音楽による「大戦争」。出だしのパーカッションの軽いタッチは、苦戦するデスラーのもとに颯爽と登場するヤマトの勇姿を伝えるヤマトのテーマのアレンジで、躍動感がある。途中の3つのテーマの絡み合いは、スピード感があり、戦いの激しさを伝えている。戦いの行方は、スターシァがイスカンダルの爆発にゴルバを巻き込み勝利を得るが、愛娘サーシャを残して亡くなったスターシァのことを思うと悲しい結末の大戦争だった。

 (22)イスカンダルの危機

 暗黒星団帝国の旗艦・プレアデスに向けて波動砲を発射しようとするヤマトだが、プレアデスは常にイスカンダルをバックにするので撃てない…というシーンで流れた曲。1分12秒という短い曲。

 波動砲を撃てそうで撃てないという焦れったさがシーンの緊張感を盛り上げており、低く流れるこの曲も心理面を象徴していて思わず固唾を飲んでしまう。こういったシーンにはいつもハラハラさせられる。

 (23)再会

 「放浪のイスカンダル」の別アレンジ。暗黒星団帝国の旗艦・プレアデスを波動砲で沈めた後、ヤマトとイスカンダルが通信するシーンで流れた。

 このような有事がなくては再会出来ない憂いを含んでいる曲。「1」の時とは違い、古代進の大人びた口調と、スターシャと守の顔に束の間表れた安堵の表情が印象的だった。だが二人はやはりヤマトの説得にも応じない…。

 (24)自動惑星ゴルバ

 『新たなる』は、続く作品『永遠に』の前哨戦のような作品で、ここで登場する敵方についてはどことなくはっきりしていないところが多い。その為か敵方のテーマについてもメロディはありつつこれで決定ではありませんよという不確定さがあり、それが更に敵の未知の部分を表しているように思う。

 この「自動惑星ゴルバ」という曲も、デスラー砲を跳ね返すほどの強固な装甲を持ちながら、唯一の弱点をデスラーに突かれ、遂にはイスカンダルと共に消滅するというそんな唯一の脆さが垣間見えているような曲。何とも分かりづらい表現だが、敵ながら薄幸な要塞ゆえに、強いのか脆いのか掴みかねるという感触。

 (25)ゴルバの驚異

 「ゴルバのテーマ」バリエーション違い2曲での構成。前半はピアノとストリングス。後半は、低弦によって奏でられている。

 前半のピアノの演奏は、アレンジが若干施されていてゴルバの冷たい恐怖感が表れている。後半は、低い弦楽器の音色で、やはりゴルバの不敵な怖さが表れている。

 (26)デスラーの想い

 デスラーが自動惑星ゴルバの砲口に艦ごと突入し、古代に波動砲を撃つように言うシーンで流れた曲。この時のデスラーには、スターシャを守りたいという気持ちが一身に溢れていて思わず胸を打たれた。

 解説書を読むと、この曲は元々「さらば」のユキが死ぬシーンの為に用意された曲だが使用されなかったとある。「新たなる〜」のこのシーンで初めて日の目を見た曲ということになるが、愛する人のために命をかけるシーンという共通点からショッキング且つ切ない曲となっている。

 (27)守とスターシャ

 守とスターシャの切なく悲しい別れを演出している曲。イスカンダルを脱出することを決め、脱出準備をし、脱出しようという時にスターシャがサーシャを守に預けて去って行くシーンで流れた。ゆっくりと静かに奏でられるピアノの音が悲しさを誘う。

 このシーンのスターシャについては聖母としか言い様がないというか、とても真似の出来ない尊さがある。守が何故スターシャのしようとすることに気づかなかったのか今でも不思議なのだが、全てを一人で背負ったスターシャは眩し過ぎるくらいのオーラがある。究極の母の姿を見た思い。

 (28)別離

 「新たなる」は、地球に救いの手を差し伸べてくれたスターシャとの別れが悲しい作品。スターシャはヤマトにとってもデスラーにとっても、そして守にとって最も大切な女性で、その大切な女性を失う悲しみをこの曲は表現している。

 別れが辛いのはスターシァも同様で、守との愛の結晶、サーシャとの別れは、母となったスターシャには非常に辛い決心であったと思う。愛する人と我が子の命を守る勇気ある決断。イスカンダルに生まれた宿命と共に、愛を象徴するキャラクターであったと思う。

 5分24秒という長めの曲。愛しき者との別れを惜しむ時間であるように思う。この曲は後に歌詞が付いて「3」のエンディングテーマとなった。

 (29)サーシャわが愛

 作詞:阿久悠/作・編曲;宮川泰/歌:島倉千代子、フィーリングフリー

 割と評価の高い歌ですが…済みません…私的にはそれほど評価は高くはないです…。歌詞は歌詞、曲は曲と捉えられれば良いのですが、やはり歌だけに歌声もセットとなって聞こえて来るので、そうなるとどうもこの曲を素直に「ヤマト」の歌と捉えることが出来ません…。

 そう「ヤマト」らしくないと私は感じているのです。「ヤマト」の歌は、様々な歌手が歌っているけれども他の歌についてはまだ「ヤマト」の世界と結びつけて聞くことが出来るのですが、この歌に関してはどうもそれが出来ない…。これは全くもって個人的な意見なのでどうか見逃して下さい。済みません…。

 あ。でも、島倉千代子さんが歌ったということで、非常にインパクトが強く、その歌声も歌詞もきっちりと頭の中にはインプットされています。それぐらいにインパクトのある歌だと思います。

 (30)宇宙戦艦ヤマト: 無限に広がる大宇宙〜宇宙戦艦ヤマト/ボーナストラック「合唱組曲 宇宙戦艦ヤマト・新たなる旅立ち」より

 アルバム『合唱組曲宇宙戦艦ヤマト・新たなる旅立ち/勇者ライディーン』から。合唱編曲は、久石譲氏。指揮は、岡本仁氏。合唱は、くにたちカンマー・コール。

 「無限に広がる大宇宙」のスキャット〜主題歌「宇宙戦艦ヤマト」へという流れ。この流れに関しては申し分なし。女性コーラスと男性コーラスの配分も良いし、合唱としては期待通りの仕上がり。出だしのスキャットの部分は、メインのスキャットを引き立たせるコーラスが綺麗。歌の部分の1番と2番の曲間には、独自のアレンジが施されている。

 (31)宿敵: 好敵手~白色彗星〜探索艇

 「好敵手」の1番と2番の間に「白色彗星」と「探索艇」を挟んでいる構成。それぞれの曲の合唱の編曲が綺麗。パート終盤の「白色彗星」と絡み合っているところは迫力があった。

 メインの「好敵手」は、男性コーラスで重みがあって良かった。女性コーラスのスキャットも美しい。

 (32)想い: おもかげ星〜イスカンダル〜ヤマトより愛をこめて

< 女性コーラスがメインの「おもかげ星」の後、美しいメロディーの「イスカンダル」の合唱、そして「ヤマトより愛をこめて」の後にもう一度「おもかげ星」という流れ。

 「おもかげ星」に始まって終わっているので、全体的に女性的な優しさに包まれている感のあるまとまり。「おもかげ星」の歌詞の印象が濃いからかも知れない。そして、「ヤマトより愛をこめて」は、オリジナルは男性歌手である沢田研二さんが歌っているが、ここでは女性コーラスがメロディーを歌っている。

 (33)新たなる旅立ち: 愛の生命〜出発〜ヤマト!! 新たなる旅立ち

 「愛の生命」1コーラスの後、合唱による「出発」があり、「ヤマト!! 新たなる旅立ち」という流れ。

 合唱組曲のラストということもあり、明るく爽やかな締めとなっている。やや早いテンポとなっていて、合唱としては難しかったのではないかと思うが(そもそも合唱用に作られた歌ではない為)、それでも再び新たな戦いへと向かうヤマトの勢いが表れていて良いと思う。

 「出発」〜「ヤマト!! 新たなる旅立ち」という構成は見事。前向きな明るさがある。
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