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《 ヤマトよ永遠に 音楽集PART2 》

 (1)ヤマトよ永遠(とわ)に - サーシャ(澪)(ミオ)に捧ぐ -

 「さらば 音楽集」にある「序曲」のようなもの。この曲は「永遠に」の音楽がメドレー風に繋がれて1曲となっているので、この曲だけで「永遠に」の全体の音楽の雰囲気を掴むことが出来る。

 こういったメドレー風の曲は気分が盛り上がるので大体においては気に入るのだけど、だが何故この曲には「 サーシャ(澪)(ミオ)に捧ぐ」のサブ・タイトルが付いているのだろう…。キャラに苦手意識のある私にはこのサブ・タイトルの存在が微妙に影響を与えているが、曲の仕上がり自体は素晴らしい。終盤の盛り上がりが「永遠に」の音楽の広がりを象徴している。

 (2)地球攻防戦

 地球側の戦いをフィーチャーしている曲。攻防を表すかのように緊張感に包まれている曲で、音の強弱により”押す、引く”の攻防を感じることができる。ヤマトが敵本星で攻防を繰り広げている間にも地球でもパルチザンによる攻防が繰り広げられていた様子が伝わってくる。曲の終わりには、地球側を表すヤマトのテーマで締めくくられている。

 (3)悲恋

 ヴァイオリンの切ない音色がそのままユキの悲しみを表しているかのような曲。高速連絡艇が発進する際、連絡艇に乗り込もうとしたユキの肩を一発の銃撃が貫いた。古代はユキを助け上げようとするが、力つき、ユキは地球に取り残されてしまう。愛する二人が離ればなれになる瞬間のシーンの曲。

 この二人が離ればなれになるシーンは「永遠に」を代表するシーンで、このシーンがなくてはストーリーは成り立たない。でもこのシーンは辛い。子供の時分は、ユキを救えなかった古代を恨めしく思った。今でも「永遠に」の古代はあまり良くは思っていない。そして、悲恋は、この時ユキの肩を貫いたアルフォンもそうであったのではないだろうか。

 (4)新宇宙 II (二重銀河)

 『永遠に』はスケールの大きい作品で、新ワープ航法を得たヤマトが40万光年を旅し、その旅路の行く手に黒色銀河と白色銀河の重なる二重銀河に辿り着く。レーダーも効かない黒色銀河を抜けた先にはまばゆいばかりの光に溢れた白色銀河が広がっていて、この曲はその白色銀河に遭遇した際のヤマト乗組員の感動を伝えている。

 この曲のドラマチックさは、真の宇宙の壮大さとか人知を超えた感動とか宇宙の創世の歴史とか、そういったスケールの大きい掴みきれない宇宙の神秘さが込められている。漲るスキャットが宇宙の壮大さを表現していて、遥か遠くを見晴るかすような馳せる思いを感じる曲。

 (5)信じあう二人

 信じあう二人──古代と雪を表現している。ピアノとバイオリンの旋律が次第に高まり、離ればなれとなった二人の心情を切々と奏でている。

 古代の心と雪の心をそれぞれ絡めて奏でているのではなく、一つのメロディーをピアノとバイオリンの二つの楽器により次第に高まりながら奏でているので、離れても心は一つという二人の心の結びつきが感じられる曲。

 (6)母星(デザリアム)の崩壊

 暗黒星団帝国の「母星(デザリアム)の崩壊」を表した曲。母星だけあって威厳のある曲となっている。「永遠に」の特徴の一つである男性と女性のコーラスが効果的に使われ、暗黒星団帝国の底知れぬ怖さを表現している。

 この曲は、単なる「母星(デザリアム)の崩壊」のテーマのみではなく、途中にヤマトのテーマとも絡んでドラマ性のある曲となっている。映画で母星(デザリアム)が崩壊する際、美しい女性の顔が醜く歪むイメージ画があったが、そのシーンで流れた印象的な女性の叫びのような声も入っている。

 (7)澪(ミオ)のマーチ

 サーシャ(澪)のマーチ…というそのまんまの説明で良いのだろうか…。サーシャ(澪)は、「永遠に」の女神的存在で、雪の代わりにヤマトのレーダー手を務めたメインキャラ。プロデューサーが殊の外気に入っていたということで、その為か「サーシャ」とタイトルに付いている曲が多い。ヤマトよ永遠(とわ)に - サーシャ(澪)(ミオ)に捧ぐ -、サーシャ(澪)(ミオ) -出逢い・幸せ・わかれ -など。

 「マーチ」とついているだけあって、この曲は弾けるようなテンポが特徴。輝く若さのサーシャの青春を表現している。

 (8)大決戦

 映画の終盤のヤマトと暗黒星団帝国の決戦を表現している曲。激しい戦いを表すかのように幾つかのテーマが絡み合って奏でられ、曲の後半には、爆破音も入って音楽劇のような仕上がりの曲となっている。

 最後の決戦は、サーシャ(澪)の活躍がなくては始まらない。単身、敵の母星に残って内部へと通ずるパイプを開いたサーシャは、愛と勇気のある女性。だがサーシャは、敵の聖総統スカルダートと撃ち合いになって命を落とす…。そのサーシャが亡くなった悲しみと戦いのテーマがドラマチックに奏でられている。

 (9)新銀河誕生

 全てを終えた後の爽やかさが満喫している曲。サーシャの犠牲によって暗黒星団帝国の母星、デザリアムが崩壊し、二重銀河も崩れて新しい銀河が誕生したテーマ。

 好きな曲。新銀河が誕生する宇宙の神秘さと壮大なスケールの宇宙のロマンを曲全体から感じる。男性コーラスと女性コーラスの厚みのあるコーラスがとても美しく、ヤマトの活躍を祝福するかのような響きが耳に心地よい。

 ボーナストラック(10)真赤なスカーフ「合唱組曲 宇宙戦艦ヤマト SIDE B」

 「1」のエンディング・テーマの「真赤なスカーフ」の合唱バージョン。オリジナルの歌手は、ささきいさおさん。

 ピアノなどの演奏がなく、イントロ代わりの女性コーラスにて歌がスタート。美しいソプラノがメロディーを歌い上げ、続いて男性コーラスが歌を引き継ぎ、サビの部分では男性パートと女性パートが盛り上がって2番へと繋ぐ。

 2番は、合唱らしい歌い出しでスタート。ピアノの伴奏が歌を盛り上げ、各パートの美しいコーラスが重なり合って歌を締めくくっている。

 ボーナストラック(11)好敵手「合唱組曲 宇宙戦艦ヤマト SIDE B」

 混声合唱のハミングにより「デスラー 孤独」の物悲しいメロディーから始まるデスラーの曲の合唱アレンジ。

 オリジナルの「好敵手」は、アルバム「ヤマト・ザ・ベスト II」に、ささきいさおさんの歌唱にて収録。楽曲自体は、「さらば音楽集」に「デスラー 襲撃」「デスラー 孤独」「デスラー 好敵手」として収録。

 この曲は、もともと歌のためか、合唱で聞いても違和感はさほどなし。出だしのトランペットの代わりの高音の女性のスキャットもすんなりと聞くことができる。男性パートと女性パートの掛け合いが見事。

 ボーナストラック(12)決戦=勝利「合唱組曲 宇宙戦艦ヤマト SIDE B」

 合唱で唸るという表現は適切ではないのかも知れないが、男性の低い唸るような合唱から同じく女性による唸るような合唱が絡まって不安定な音程による合唱の後、終盤に勝利を表すお馴染みのメロディーが合唱されているという内容。

 「交響組曲」の「決戦〜挑戦=出撃=勝利〜」は、「探索機発進」や「ブラックタイガー」のテーマを使用して決戦を表現していたが、当アルバムの合唱版では、唸るような合唱で戦いの混乱を表現している

 ボーナストラック(13)終曲〜明日への希望「合唱組曲 宇宙戦艦ヤマト SIDE B」

 「無限に広がる大宇宙」のスキャット〜「大いなる愛」の合唱〜「無限に広がる大宇宙」の混声合唱を経て高らかに「明日への希望」の合唱へという流れ。

 「無限に広がる大宇宙」も「大いなる愛」も、宇宙の大きな愛が感じられる曲であるので、合唱アレンジとなってもその大らかな温もりのある曲の美しさはそのまま。徐々に合唱の歌声の厚みが増して行き、曲の終盤には壮大なスケール感のある合唱となっている。

 ボーナストラック(14)ヤマトより愛をこめて「合唱組曲 宇宙戦艦ヤマト SIDE B」

 劇場作品「さらば」のエンディングテーマの「ヤマトより愛をこめて」の合唱アレンジ。オリジナルは沢田研二氏が歌唱。

 アルバム収録曲中、おそらく最も合唱向けの曲であろうこの曲がラストを飾っている。そのためか、ごくふつうの合唱として聞くことができる。

 メロディーの主導は女性パート。ところどころ男性パートがメインの時もあるが、若干弱い。女性のよく通る声が阿久悠氏の歌詞を歌い上げており、オリジナルとは趣きの異なった響きとなっている。ちなみにこの曲の作曲は、大野克夫氏。編曲は、宮川泰氏。
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