Home >> その他 インデックス > その他アルバム

《 宇宙戦艦ヤマト その他 アルバム 》

 「SPACE BATTLESHIP ヤマト」オリジナル・サウンドトラック

 2010年12月1日劇場公開「宇宙戦艦ヤマト」の実写版映画「SPACE BATTLESHIP ヤマト」のオリジナル・サウンドトラック。音楽担当は、山崎貴監督と組んだ「ALWAYS 三丁目の夕日」や、大河ドラマ「竜馬伝」、アニメ「ふたりはプリキュア」などを手掛けた佐藤直紀さん。

 これは、劇場作品「SPACE BATTLESHIP ヤマト」のオリジナル・サウンドトラックなのだと云えども、作品がアニメ「宇宙戦艦ヤマト」の実写版である以上、音楽もまたオリジナルを抜きにしては語れない。「宇宙戦艦ヤマト」の主題歌、その名も「宇宙戦艦ヤマト」は、アニメ史上に燦然と輝く名曲であり、作曲は、故・宮川泰氏。覚えやすい歌詞と勇ましく親しみのあるメロディーは、今なお多くのファンに歌い継がれている。そして、「宇宙戦艦ヤマト」と云えば、もう一つ、スキャットで有名な「無限に広がる大宇宙」も主題歌と並ぶ名曲。

 「SPACE BATTLESHIP ヤマト」では、主題歌「宇宙戦艦ヤマト」のテーマを、歌いだしのフレーズ「さらば 地球よ 旅立つふねは 宇宙戦艦ヤマト」までを使用し、様々なシーンに合わせたアレンジを展開し、勇ましさと、困難に立ち向かう勇気と、勝つことへの信念と、喪うことへの悲しみとを豊かに表現している。「無限に広がる大宇宙」のスキャットは、Yucca(ゆっか)さんが担当され、美しく深みのある歌声を披露している。

 オリジナルメロディーの使用に制限のある中で、これだけ幅広くドラマチックに盛り上がりのある楽曲が数多く作られたことに率直に感動。このことだけで、宮川メロディーの懐の深さとオリジナルの揺るがぬ魅力が示されたほか、音楽担当の佐藤直紀さんの柔軟性のある表現力といったものが示され、ほんの短いフレーズに秘められた無限の可能性というものを感じた。もちろん、サントラには、ガミラスやデスラーのテーマを始めとする佐藤直紀さんが手掛けたオリジナルの楽曲も多く収録されており、それらの楽曲とのバランスもよく、トータルとして作品「SPACE BATTLESHIP ヤマト」の音楽として成立している素晴らしいサントラに仕上がっていると思う。

 「宇宙戦艦ヤマト」の全シリーズの音楽を聞き込んだ私にとっては、自分の中に受け入れることができるかどうかというのが、一つの気がかりだった。だが、サントラを聞いて感じたのは、オリジナルに対する敬意がきちんと表れていたように思う。その上で「SPACE BATTLESHIP ヤマト」を盛り上げる音楽が作り込まれてあり、ある意味音楽の重ね着とも言えるこの難易度の高いレイヤードを、佐藤直紀さんの腕によってまとまりのある響きへとデザインされ、より高い位置に帰着した…というように私には感じた。また、作品の意図するところの求める音楽を見事にクリアしているようにも思う。様々な制限と作品の目指すところを音楽というスタンスから表現しているサントラ。佐藤直紀さんの腕前があればこそ。この二言に尽きるアルバムになっていると思う。

 ご協力:Excalibur 様

▽Amazonの紹介ページ  ▽楽天ブックスの紹介ページ  ▽DMM.comの紹介ページ

 「ザ・ヒット・パレード」 宮川泰

 「ズームイン!朝」や「午後は○○おもいッきりテレビ」などの数々のテレビ番組のメイン・テーマを手がけ、更には「宇宙戦艦ヤマト」の全シリーズに渡って音楽を担当された宮川泰氏のヒット曲を中心に構成されたアルバム。アレンジのほとんどをご子息の彬良氏が手がけられ、ヴァイオリンには彬良氏の奥様が、そして二人のお孫さんも歌でご登場というまさに家族総出のコラボレーションアルバム。

 私にとっての宮川泰氏は、「宇宙戦艦ヤマト」の音楽!がほぼ10割占める音楽家でいらっしゃるのだが、その実は、数々のヒット曲やヒット番組のメイン・テーマを手がけられたポップス界の巨匠でいらっしゃる音楽家。その偉大な宮川泰氏のヒット曲と「ヤマト」の音楽を、彬良氏とのコラボレーションにより1枚のアルバムでまとめて聞くことが出来るとこのアルバムを聞いてみた次第。

 「恋のバカンス」や「ウナ・セラ・ディ東京」などのヒット曲が収録されているが、歌ではなく演奏のみ。落ち着いたしっとりとしたアレンジとなっていて、じっくりと浸ることの出来る味わいのある演奏となっている。

 これらのヒット曲を挟んで、テレビ番組等のメイン・テーマを収録。アルバムのトップに収録の「G1ファンファーレ」は、これから始まる期待感が高まるワクワクするテーマ。競馬を知っている人には思わず反応してしまう心高鳴るテーマで、この曲が流れて来た時に一緒に聞いていた家人が「競馬のCD?」と咄嗟に反応したほど。ほんの25秒ほどの演奏タイムでも何のテーマであるかを瞬時にピンと来る素晴らしいメロディー。

 (8)「テレビ・テーマ・メドレー」は、お馴染みとなったどこかで聞いたことのあるテーマが、メドレーで収録されている。バラエティ番組などのテーマは、明るく親しみやすいメロディーが多く、聞いているだけで軽い気分になって来る。

 (9)「パパと一緒に」は、宮川泰氏とお孫さんによるデュエット。お孫さんのお嬢さんが歌が上手で微笑ましい可愛らしさ。「パパにも涙はあるさ お前が大人になっちゃって お嫁に行くとき 後ろでからこっそりポロポロ泣くよ」と歌う宮川先生の歌唱も可愛らしい。

 (10)〜(13)組曲「宇宙戦艦ヤマト」は、彬良氏編曲の「ヤマト」の初の吹奏楽アレンジ。吹奏楽となるとオーケストラと演奏の雰囲気が変わるが、「ヤマト」の音楽はもともとオーケストラの編成にこだわらない多様な楽器を積極的に用いた幅の広い演奏スタイルであるので、吹奏楽アレンジが今までになかったというのがちょっと不思議なほど。起承転結を踏まえた構成となっていて、殊に転に当たる(12)「出撃」は、宇宙戦艦であるヤマトの戦いのイメージを音楽で表現している。そして、名曲と名高い(13)「大いなる愛」でしっかりと締めている。

 組曲「ヤマト」で終わらないところがこのアルバムたるところで、「ヤマト」でじっくりと宮川音楽の音の世界に浸ったところで、もう一度明るく元気のあるテーマを演奏して締めくくるというサービス精神のある華やかな構成となっている。ラストの「ゲバゲバ90分」は、思わず体でリズムを取ってしまうほどの明るく楽しい演奏でアルバムを締めくくっている。

▽Amazonの紹介ページ  ▽楽天ブックスの紹介ページ  ▽DMM.comの紹介ページ

 「東京アカデミー少年少女合唱団 〜'79合唱演奏曲集〜」

東京アカデミー少年少女合唱団 〜'79合唱演奏曲集〜 アルバム「東京アカデミー少年少女合唱団 〜'79合唱演奏曲集〜」から「少年少女合唱組曲 宇宙戦艦ヤマト」。およそ10分10秒の演奏タイムとなっており、アルバム収録曲中ダントツで一番長いタイムの合唱となっている。

 出だしは「交響組曲」の「序曲」と似た展開となっており、「無限に広がる大宇宙」のスキャット〜「ヤマトのテーマ」〜「無限に広がる大宇宙」のコーラスを経ておよそ2分30秒後に主題歌「宇宙戦艦ヤマト」の合唱へ。子どもたちの高い歌声がはつらつとした響き。

 そして後半は、「好敵手」の合唱〜「テレサよ永遠に」の「テレサ〜♪」のみの合唱〜「無限に広がる大宇宙」の合唱〜「大いなる愛」の合唱へと。ラストの「大いなる愛」には詞がついていて、

「君と会えて この世の恋を 今日の日々を大切に生きる
 大いなる愛は永遠に 愛する人に 捧げて歌う」

 という詞。作詞はがどなたなのかは、不明。お分かりの方、お教えいただけましたら嬉しいです。(情報をお寄せいただきました!下へ↓)

東京アカデミー少年少女合唱団 〜'79合唱演奏曲集〜  解説書にある宮川泰氏のコメントによると、この「合唱組曲」は、「私自身がピアノをたたいたのをそのままイメージとして曲想にしたのがこの曲である。したがってスコアにもないユニークな曲となった」と記されてある。確かに聞いていると、後半部分のアレンジには、流れの赴くままといった雰囲気があり、それが新鮮味となっていて貴重なアレンジとなっている。この曲は、「ヤマト」の音楽の流れるような美しいメロディーと子どもたちの歌声がマッチしている貴重な合唱組曲。

 ご協力:空蝉 様、六連星 様

<歌詞情報補足>
 真田の義兄弟 様 から情報をお寄せいただきました。
 作詞は、”東京アカデミー少年少女合唱団の指揮・指導者の「高野一重」さん”。出典は、この合唱の楽譜が掲載された本から(表紙画像あり)。
 情報と共に画像もお寄せいただきました。心より感謝申し上げます。

 「ブラック・ジャック&宇宙戦艦ヤマト」 宮川彬良&大阪市音楽団

 ”新ジャンル!ブラスバンド・バラエティの決定盤”と銘打たれた、全曲吹奏楽によって演奏されているアルバム。自身の作曲した曲と父・宮川泰氏の曲が、生き生きとした吹奏楽の調べに乗り見事に一枚にまとめられている。

 先ずは、吹奏楽らしい(1)「Fun, Fun, Fantastico!」の曲で幕開け。軽やかなリズムと明るいメロディーが心地よい。続いては、全曲揃っては初収録となった、吹奏楽のためのソナタ「ブラック・ジャック」全3楽章。元々は「室内楽のためのソナタ」として作られた曲だけに、ところどころ繊細で弱い音の部分もあるものの、強い音の部分では吹奏楽らしい生き生きとした音を聞くことができる。

 アルバムの中盤を盛り上げるのは、組曲「宇宙戦艦ヤマト」。父・宮川泰氏が手掛けたアニメ作品「宇宙戦艦ヤマト」の音楽を吹奏楽の演奏で高らかに奏でている。「ヤマト」は、戦闘シーンでは緊張感のある曲が多く、主題曲はマーチ風であるため、吹奏楽との相性もよく、どの曲もめりはりのある音で音色を楽しむことができる。やはり(6)「II. 宇宙戦艦ヤマト」は、気分が高揚して盛り上がる。

 終盤3曲は、吹奏楽の真骨頂といった感のリズミカルかつ明るい響きの音楽ばかり。(9)「ズームイン!!朝!」や(11)「ゲバゲバ90分」という日本人の耳にすっかりお馴染みとなっているテーマと、爽やかな(10)「YARAMAIKA行進曲」で締めとなっている。

▽Amazonの紹介ページ  ▽楽天ブックスの紹介ページ  ▽DMM.comの紹介ページ

 「YAMATO 2520 オリジナル・テーマ曲集T」

 2520年の宇宙戦艦ヤマトを描いた作品「YAMATO 2520」のオリジナルテーマ曲集。音楽担当は、羽田健太郎さんとマンハッタン・ジャズ・オーケストラのデビッド・マシューズさん。主題歌を歌っているのは、当時CDデビューしたてのTOKIO。

 このアルバムは、テーマ曲集というだけあって要となる人物と作品世界のイメージのテーマで構成されており、先ずは宇宙の神秘を表現している(1)「神秘なる宇宙」にて幕開け。この曲はスキャットなのだろうけれども、そうとは思えないような透明感のある声で奏でられており、無機質なムードの綺麗な声が美しく流れている。(10)「皇帝ブローネ」のテーマは、キャラクターが持っている内面の闇まで感じられそうな重々しさと妖しさが表現されてあって聞き応えあり。ブローネの娘の(11)「アメシスのテーマ」は、綺麗で色っぽい大人の女性の雰囲気がよく表れている。(6)「マーシィのテーマ」は、真っすぐな少女の健康美が感じられる明るいテーマ。

 作品全体の雰囲気が若返った、と書くとまるで前シリーズの古代進や真田志郎たちが年寄りのように思えるが、もちろん古代進たちも若かったが「完結編」までの「宇宙戦艦ヤマト」は、第二次世界大戦で沈んだ戦艦大和の雰囲気をまとった感が濃く、悲壮さの似合う艦だった。「YAMATO2520」は、差別や母星の破壊といった悲痛な出来事が次々と描写されてはいくが、登場人物たちの性格は柔軟で根っからの明るさが表情に表れており、そのため前シリーズと比べると作品全体の雰囲気が明るめ。そう感じる理由の一つには、音楽のメロディーの軽快さにもあるように感じられる。

 ご協力:空蝉 様

 「YAMATO 2520 オリジナル・サウンドトラック」

 「宇宙戦艦ヤマト」のシリーズ作品「YAMATO 2520」のオリジナル・サウンドトラック。「2520」は、「復活篇」の300年後の世界を舞台としており、登場するヤマトは、第17代と第18代。艦のデザインも一新され、300年後の世界の若者たちが、差別や苦悩や喪失感に立ち向かいながら活躍していくというストーリー。(残念ながら未完作品)

 音楽は、当「オリジナル・サウンドトラック」の他に「テーマ音楽集 I」が発売されており、計2枚。作品の音楽担当は、「完結編」で宮川泰さんと共に音楽を手掛けた羽田健太郎さんと、マンハッタン・ジャズ・オーケストラのデビッド・マシューズさんのお二人。当「オリジナル・サウンドトラック」は、全作曲・編曲をデビッド・マシューズさんが手掛けている。

 収録楽曲は、「テーマ音楽集 I」にも収録されている曲が数曲あるが、アレンジが異なっていたり演奏が異なったりしているので、「ヤマト」らしく音楽に繊細かつ精密にこだわった楽曲収録となっている。また、アルバムの構成も異なっているため、「テーマ音楽集 I」とは違う趣きで聞くことのできる内容となっている。

 美しく流れるような旋律の音楽には、かつての「ヤマト」音楽のメロディーが一片も含まれていないためか、作品名を知らずに音楽だけを聞いていると洋画のサントラを聞いているような感覚になるのが特徴のように感じられる。かつての戦艦大和を宇宙戦艦に改造した日本的な重みと心情を表した「ヤマト」音楽とは異なり、「2520」の音楽は、新たな未来の新たな世界の新たなメカによって作られる作品のサウンド表現となっている。好みはそれぞれにあるだろうけれども、「2520」の作品世界を味わうのには十分過ぎるほどの楽曲群。

 ご協力:Excakibur 様

 「歌鬼 3 〜阿久悠 x 青春のハーモニー〜」

 阿久悠さんのトリビュート・アルバム「歌鬼(Ga-Ki)」の第3弾。全編ア・カペラによる美しいハーモニーにて歌われており、詞の力と歌声の力を篤と聞くことのできるアルバム。

 その中の(9)曲目。RAG FAIR & INSPiの二つのア・カペラグループが、タッグを組んで「宇宙戦艦ヤマト」を歌っている。

 出だしは、悲壮的な雰囲気のゆっくりとした歌い方となっており、1フレーズ後にいつものテンポとなる。アニメのドラマが思い浮かぶようなドラマ性のあるアレンジとはなっておらず、純粋にハーモニーの重なりによる音楽表現を楽しむことのできる歌となっている。

▽Amazonの紹介ページ  ▽楽天ブックスの紹介ページ    ▽DMM.comの紹介ページ

 「The Second Story」 川島和子

The Second Story 川島和子 『宇宙戦艦ヤマト』の「ア〜ア〜♪」のスキャットでファンにはすっかりお馴染みの川島和子さんの自主制作アルバム。全6曲収録。

 アルバムの入口となる一番最初の曲(1)「ヤマト(ア・カペラ)」は、もちろん「ア〜ア〜♪」のスキャット。このアルバムのための歌唱となっており、少々まったりとしたムードのある中、ジャズ・テイスト感のある軽やかな女性コーラスをまといながらしっとりと歌っている。大人の女性のまろやかさのある歌声。

 タイトルチューンの(5)「The Second Story」は、台詞入りの曲であるという特色が強いため、全体を通して聞くと思ったよりも歌詞のイメージの濃いアルバムという印象。物語性のある歌詞を一語一語ていねいに歌っているので、まるでメロディーに乗ったポエムを聞いているよう。全体的にゆったりとした午後のティータイムのような雰囲気が漂っている。

 特筆すべきは、最後の曲の(6)「ふたつぶの種」。宮川泰先生が作曲され、ご子息の彬良さんがアレンジされたというこの曲は、宮川先生らしい人情味ある温かいメロディーが歌詞を包み込んでいる優しい気持ちになる歌。「ヤマト」のスキャットで幕を開け、宮川先生の曲で幕を閉じている当アルバムは、センチメンタルさとロマンチックさの両方を味わえる懐かしい香りに包まれる内容となっている。

 ご協力:六連星 様

 「アニメタルUSA」

 メタル界の名だたるミュージシャンが集結して作った日本のアニメソングのメタル・バージョンのUSA版。日本ではお馴染みとなったあのアニメタルが、マイク・ヴェッセーラ、クリス・インペリテリ、リディー・サーゾ、スコット・トラヴィス、ボブ・キューリック、グレッグ・リーリィ、マーティー・フリードマンという最強のメンバーによってUSA盤として登場。骨太で激しい音楽が展開されている。

 アルバムのトップの曲が「宇宙戦艦ヤマト」。この順番は大正解。もはや国民的アニメソングと呼べる「宇宙戦艦ヤマト」の出だしのフレーズが、鋭いギターの音色にて重々しくゆっくりと奏でられ、日本のアニメソングへ対する敬愛が感じられて実に良い演奏。

 そして次に、激しく速いリズムとギターで「宇宙戦艦ヤマト」のメロディーが怒濤のごとく奏でられていく。速い。確かに速い。だけれどもメロディーがメタルのリズムに煽られていないところが流石。歌詞は英語だが、タイトルコールは、きっちりと「うちゅう〜せんかん〜ヤマト〜♪」と日本語。よし。しっかりとツボを押さえている。

 だが、いかんせんアニメソング。歌詞が短いため、1番があっという間に終わってしまう。そのため続く2番までの間奏が長い。だけど、そこも聞き所。メタルの巧みなギターとベースとドラムを存分に味わうことができる。

 若い頃にほんの少しだがメタルを聞いていたことのある自分としては、参加アーティストの所属していたバンド名に目を通した瞬間に思わず「すげー」と声を上げてしまった。まさに最強の布陣。隙のないかっこよさ。

▽Amazonの紹介ページ  ▽楽天ブックスの紹介ページ  ▽DMM.com紹介ページ

 「鋼鉄組曲 -宇宙より愛をこめて-」コンチェルト・ムーン

 日本のヘヴィメタルバンド、コンチェルト・ムーンが手掛けた「ヤマト」音楽のヘヴィメタ組曲。

 構成は、白色彗星のテーマ〜主題歌〜無限に広がる大宇宙(女性スキャット)〜主題歌(インストゥルメンタル)〜白色彗星のテーマ〜真赤なスカーフ〜主題歌〜無限に広がる大宇宙(女性スキャット)〜ヤマトより愛をこめて(インストゥルメンタル)。演奏タイムは、13分50秒にも及ぶ大作。

 冒頭は、パイプオルガンによる重厚音に満ちた「白色彗星のテーマ」が堂々と奏でられ、続いてヘヴィメタサウンドにアレンジされた「宇宙戦艦ヤマト」の主題歌が響き渡る。女性スキャットによる「無限に広がる大宇宙」は、静寂な中に美しく響き、徐々にドラムの重々しいリズムが入り、途中に艦載機の飛行音を模したような音が入り、各曲の合間にギターの速弾きやキーボードの演奏を挟みつつ、ヘヴィメタサウンドのインパクトさと「ヤマト」音楽のインパクトさを見事に絡み合わせながら、ラストは「ヤマトより愛をこめて」のメロディーにてしっとりと締め括っている。

 どんなジャンルのアレンジにも似合うオリジナルのメロディーのインパクトさが素晴らしいのはもちろんのこと、数ある「ヤマト」の曲からこれら5曲を選び抜き、芯の通った組曲に仕立て上げているセンスも素晴らしい。ストイックに選び抜いた5曲という感じが伝わってくるアレンジと演奏になっている。

 ご協力:Excalibur 様