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《 岩崎宏美 》

 1958年11月12日生まれ。東京都江東区出身。歌手。愛称は、ヒロリン。

 1970年代〜80年代にかけて歌謡界を代表する歌手として活躍し、主な代表曲は「ロマンス」「聖母たちのララバイ」など。デビュー当初から実力派歌手として高い評価がある。

 岩崎宏美さんと言えば、真っ先に「聖母たちのララバイ」が思い浮かぶ。この曲は、日本テレビ系『火曜サスペンス劇場』の主題歌として大ヒットし、当時の各歌番組のヒットチャートの上位にランクインした。当時の人気振りを知っている世代の人には、現在でも『火曜サスペンス劇場』の主題歌と言えば「聖母たちのララバイ」を真っ先に挙げることと思う。

 その「聖母たちの〜」が大ヒットする2年前の夏に『ヤマトよ永遠に』が公開され、劇中歌として「愛の生命」と「銀河伝説」の2曲を岩崎宏美さんが歌われた。『ヤマト』の映画作品の中でポップス界の同一歌手が2曲も歌うのは特別なことで、このことからも岩崎宏美さんの歌唱と『永遠に』の持つイメージとの相性の良さが窺えるが、残念なことに「銀河伝説」は、エンディングロールの後の映像がない状態の中で歌のみが劇場に流れるという異例の使用法となった。それでも、確かな実力のある岩崎宏美さんの歌う「銀河伝説」は、『ヤマト』の数ある歌の中でしっかりと存在感を示している。

 「愛の生命」は、作詞、山口洋子さん。作曲、浜田金吾氏。編曲、戸塚修氏。これまでの”ヤマト・ソング”とは関わりのないメンバーにより作られた。イカルスを発進したヤマトの甲板上で古代進が愛機コスモゼロを磨きながら地球に残して来た森雪を想うシーンで流れた。女性的な優しさと深みのある歌詞を、慈しみのこもった歌唱で歌い上げている。2番の「嵐と泪 こえてきたから 愛する勇気が のこるのでしょうか 熱く誓った くちづけのまま」の詞が印象的。

 「銀河伝説」は、作詞、阿久悠氏。作曲、宮川泰氏。編曲、川口真氏。前述のように映画のエンディングロールの後に歌のみが流れた曲であるけれども、『永遠に』の要である離れ離れになっても信じ続ける古代進と森雪の愛と、宇宙の広がりといったものが詞の中で見事に表現されてあり、作品の締めとしての役割を十分に果たしている。こちらも同じく2番の「半分の心と心 とりかえ 一つにつないでも まだ逢いたい」の詞が印象的。
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