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《 ささきいさお/Part 3》

 『新たなる旅立ち』〜『III』まで。仕切り直して新たなスタートを切った『ヤマト』は、『新たなる〜』以降の作品では、ささきさいさお氏がきっちりと主題歌を務めている。そのことにより、『ヤマト』の歌全体に落ち着きが生まれ、作品のブランド化といった一役も担っているように思う。また、主題歌のみならずイメージソングのような曲もきっちりと歌ってくださっているのも流石の貫禄。

 「星に想うスターシャ」は、作詞、阿久悠氏。作・編曲、宮川泰氏。『新たなる〜』の本編で使用された曲ではないけれども、タイミング的にはこの辺り。文化放送「ペパーミントストリート青春大通り/ヤマト・ラジオドラマ使用曲から」とブックレットにある。スターシャのことを想い慕っている歌で、その想っている人物は、古代守か古代進かはたまたデスラーか。ロマンとセンチメンタルに満ちている詞。「もしも許されるものならば この手で抱きしめて連れて来たかった」の詞が印象的。

 「ヤマト!!新たなる旅立ち」は、作詞、阿久悠氏。作・編曲、宮川泰氏。文字通り『新たなる〜』の主題歌。『宇宙戦艦ヤマト』の歌と共通しているのは、始めは低く、少しずつ音階が上がって行き、ラストには高く飛び立つような盛り上がりのある曲となっている。冒頭と所々で入るトランペットの響きが、アクセントとなりヤマトの力強さを表現している。ベタゆえにここの詞が印象的。「REMEMBER YAMATO REMEMBER YAMATO」。

 「星のペンダント」は、作詞、阿久悠氏。作・編曲、宮川泰氏。『永遠に』の主題歌(挿入歌)で、イカルス発進後のヤマトの映像と共に流れた。地球へしばしの別れを告げるシーンの歌であるため、しんみりとした雰囲気のある歌で、ささきいさお氏のボーカルが、このような雰囲気の歌の『ヤマト』らしさを上手く表現している。「今ここに男が旅立ちの歌を くちびるをふるわせ歌う歌う」と「背のびして見送る人々の中で 美しいあの娘が踊る踊る」の詞が印象的。

 「愛よその日まで」は、作詞、阿久悠氏。作曲、布施明氏。編曲、宮川泰氏。『永遠に』の本編ラストに流れた歌のカバー。オリジナルは、布施明氏が歌っている。布施明氏が自ら作曲した曲であるので、ささきいさお氏に合ったキーではなく、高音で盛り上がるラストのサビの部分では、少々ボーカルがキツイ感じではあるけれども、全体に丁寧に歌われているところが好印象。

 「ヤマトよ永遠に」は、作詞、安藤ありささん。作・編曲、宮川泰氏。『III』のエンディングテーマで、『永遠に』の公開記念イベントでファンから公募した詩から選ばれたもの。『ヤマト』の歌とささきいさお氏という結びつきは、『新たなる〜』以降はっきりとした位置付けにあるけれども、”やはり『ヤマト』の歌にはささきいさお氏でなくては”という思いを改めて強くしたのが、この歌。ささきいさお氏が歌う『ヤマト』の歌の中でこの歌のみが阿久悠氏による作詞ではなく、それも作詞家というプロではなくファンというアマチュアが書いたものを歌っている。そのような歌を歌っても尚、他の『ヤマト』の歌と同じように区別なく聞くことができるのは、ささきいさお氏の歌唱があってこそ。ささきいさお氏のボーカルに『ヤマト』が宿っている。
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