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《 ささきいさお/Part 5》

 ラストとなるPart 5の記事は、番外編の3曲について。「宇宙戦艦ヤマト」と「真赤なスカーフ」の英語盤と、「宇宙戦艦ヤマト」のジャズバージョン。3曲とも歌うはもちろん、ささきいさお氏。アニメソングの歴史の中に燦然と輝く後世へと残る名曲「宇宙戦艦ヤマト」の歌を、英語盤からご自身で手掛けられたジャズバージョンまで、「1」作目からずっと「ヤマト」の歌を大切に歌い続けて下さっているささきいさお氏であるからこそ、変わらぬ思いで聞くことが出来る点が良いところ。「ヤマト」のために多くの歌を歌って下さったささきいさお氏に感謝を──。

 「Space Cruiser Yamato」は、訳詩、DONALD P.BERGER氏。私には、この訳詩を直訳することはできないが、ただ一点気になっているのは、オリジナルの作詞者である阿久悠氏の持ち味である日本語の美しいリズムに乗った詞を英語に訳すのは、思ったよりも難しいのではないだろうか、ということ。阿久悠氏の詞は、実に日本語の美しい響きを持っている。それが、「宇宙戦艦ヤマト」の歌が長年愛されている理由の一つだと私は信じている。この歌は、その詞を訳した英語詩であるが、ささきいさお氏が日本語詞と変わらぬ強弱で歌って下さっているので、思ったよりも安心して聞くことができる。

 「The Red Scarf」は、訳詩は同じくDONALD P.BERGER氏。もともとがゆったりとしたテンポと美しいメロディーによるバラード調の曲であるので、英語詩で聞いても割と違和感なくスムーズに聞くことができる。この歌の英語盤のおすすめのポイントは、「ララララララ〜♪」のところ。同じ「ラ」でも日本語的な「ラ」ではなく「La」で聞こえる。歌い分けの妙を感じることができる。

 「宇宙戦艦ヤマト (2000 Jazz Version)」は、2000年にデビュー40周年記念アルバムのために新録音されたバージョン。編曲は、クリヤ・マコト氏。ジャズバージョンということで、ぐっと大人の雰囲気のある楽曲となっている。作品のイメージが沸いて来る従来の「宇宙戦艦ヤマト」の歌と比べ、そういった点では物足りなさを若干感じつつも、作品から少し離れたところで「宇宙戦艦ヤマト」の歌の新たな表現を楽しむという点では今後の可能性が感じられる曲。
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