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《 堀江美都子 》

 1957年生まれ。神奈川県出身。歌手・声優。

 「アニソンの女王」という異名を持っており、代表曲は『キャンディ・キャンディ』『花の子ルンルン』を始め多数あり。同じくアニソンの大御所であるささきいさお氏、水木一郎氏、大杉久美子さんらと共に「アニソン四天王」とも呼ばれている。

 歌声は、高音の伸びのある可愛らしさが特長で、主に女の子向けアニメの主題歌を歌っているが、ロボット・アニメの主題歌やデュエットで戦隊シリーズに参加するなど、幅広さと包容力も兼ね備えている歌手。

 『ヤマト』での堀江美都子さんの起用は意外に遅くまた不遇で、『永遠に』で「おもかげ星」を歌うも映画では使用されずイメージ・ソング止まり。「愛の生命」「銀河伝説」は、カバー曲。そして、『III』のエンディング・テーマである「別離」が、唯一『ヤマト』での正式なボーカル担当ということになる。

 歌の上手い方なので、岩崎宏美さんのカバーに限らず、他の女性歌手が歌ったものもカバーしたらきっと統一感のある歌声によりまとまりのあるものになると思うのだけど、如何せん『ヤマト』は、ささきいさお氏以外には定着した歌手がなく、殊に映画に関してはポップス界の歌手を起用した為に、いかな「アニソンの女王」といえどもすんなりとした起用には至らなかった感がある。とはいえ、カバーを含めて4曲も歌っているのは、ささきいさお氏に次いで多い数。ありがとうございます。ミッチ。

 「愛の生命」は、『永遠に』の挿入歌であり、オリジナルは岩崎宏美さんが歌っている。「ソング・コレクション」という歌のみを集めたアルバムで初カバー。この歌は、古代進がコスモゼロを磨きながらユキを思い出すシーンで流れた歌で、ユキの心中を表した切なく愛しい詞が印象的。可愛らしさのある堀江さんの声質からか、サビの高音で張りのある「また会いましょうね〜♪」の部分では、ユキの茶目っけのある少女らしさが窺える。

 「銀河伝説」は、「愛の生命」と同じくカバー曲。この歌は、元々映画のエンディング・ロールの後の真っ黒な画面の中で歌のみが流れたという、作品の余韻を噛み締めるためのような曲で、詞も作品の世界観を女性的な優しさにより綴られている。堀江さんの歌唱にもスケールの広がりがある。

 「おもかげ星」は、前述の通り『永遠に』の挿入歌として歌うも映画で使用されずにイメージ・ソング止まりとなった曲。詞に「ひとつは サーシャ」とあることから、サーシャをイメージした歌となっていて、出だしの「見つめて下さい〜♪」から可愛らしい歌唱。とはいえ、メロディーに大人びた部分を感じさせるところがあり、少女と女性の境界を歌っているような曲。

 「別離」は、『III』のエンディング・テーマ。『新たなる旅立ち』の「別離」のメロディーに、ファンより公募した詞が付いた歌。落ち着きのあるしっとりとした歌唱で、出だしの「いまも心にのこる〜♪」からすぅっと耳に馴染んでくる優しい歌声が心地いい。詞が短くまた変則的となっていてわりと難易度の高い歌。
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